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テーブルゲームのある風景「バレット」

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 今日のテーブルゲームのある風景は「バレット」です。

 このボードゲームはビデオゲームのいわゆる「弾幕系シューティングゲーム」をイメージしてデザインされていて、さらに日本のゲームを強く意識してデザインされています。

 プレイヤーは用意されているいずれかのヒロイン(なぜか日本のこの手の作品は女性ばかりが戦いにいかされているんですよねえ(苦笑))を選んで、その特殊能力を駆使してパズルのように自分のボード上に配置されてくるマーカーを所定の形にそろえる事で消してゆく事が主な目的となります。

 ですのでイメージは「弾幕シューティング」ということなのですが、私個人としては「テトリス」や「ぷよぷよ」といった落ちゲーと呼ばれた(今もそう呼ばれているのかな?)ビデオゲームにすごくイメージが似ています。

 自分が消したマーカーは隣のプレイヤーのお邪魔マーカーとして飛んでゆくのなんてまさに落ちゲーそのものに思えるんですよ。


 ゲームとしては、自分のキャラクターを選択したなら、そのキャラクター専用のでっかいイラストが描かれたボードと実際にプレイするボード、そしてキャラクター専用の特殊効果表のボードの3つを受け取って並べます。

 かなり場所をとるので、身もふたもない言い方をするなら女の子のでっかいイラストが描いているボードは並べなくてもほとんど影響ありません(笑)。

 そして各プレイヤーは自分専用のマーカー入れ袋を用意して、サプライ用の袋から所定の枚数のマーカーを出来るだけ色や数字を見ないように数えて入れます。

 このあたり見ないで数えるのは面倒だと思う場合はマーカーを裏にして積み上げてもよいかもしれません(のぞくと色は見えてしまいますが、そここそチェックしないようにすると良いと思います)。

 そして、3分間計れる砂時計なりタイマーなりを誰かが用意して(付属はしていません)、一斉にスタートします。

 手番もなにもなく、ゲームがスタートしたなら自分の袋からマーカーを1個取り出してそれをルールに従って配置してゆきます。

 ルールとしてはマーカーには色と数字が記載されているので、自分のボードのその色と一致している列に、数字の分だけ下に数えて配置します。

 この時すでに配置してあるマーカーがあったならそのマスは飛ばして数えて、もしも最下段以降にマーカーを配置しなければならなくなったなら、そのマーカーを「被弾した」としてカウントするわけです。

 基本的に4回被弾すると脱落になります。

 これだけだとただの引き運ゲームなので、各キャラクターにはエネルギーポイントがあり、それを所定のポイント支払う事で配置したマーカーを様々な方向にズラす事が出来、さらに各キャラクター毎に用意されているお題カードに示されている配置にマーカーがなったなら、そのお題カードに示されている場所のマーカーを自分のボードから取り除き、隣のプレイヤーに押し付ける事が出来るようになっています。

 全員一斉にわいわい出来るゲームでとても良いのですが、実は致命的な欠陥があって、プレイ中に処理を間違えた「かもしれない」場合時間をとめるわけにもいかず、他のプレイヤーに申告するわけにも相談するわけにもいかないので、もうそのままモヤモヤしたまま続けるしかない、という事になってしまうのです。

 まぁ、「そんなの間違えてないかもしれないならいいじゃん」などと開き直ってしまう方は良いかもしれないのですが、子供さんなどはやはり「罪悪感」を感じる子もいますし、個人的にはそうした罪悪感てすっごく大切な感情だと思うんですよ。

 そこで「いいじゃんいいじゃん」にしてしまうと、「それならワザと間違えたフリをしたらどうなるの?」という疑問に折り合いがつかなくなってしまうんですよね。

 ですので、そうした部分も含めて押し切ってしまう大人同士でプレイするなら良いかもしれないですが、ゲームとしては欠点と呼んで差し支えない部分だとも感じます。

 なのですが。

 ながながと書いたのですが、ちゃんとこの「バレット」はそれに対する回答も用意しています。

 協力ゲームとして時間制限を使用しないルールをしっかりと用意しています。

 正直言ってこのルールはかなり良くできていて、非常にすっきりと遊ぶ事も出来ますし、なによりすべてのヒロインが敵のボスのなれる仕様になっているし、このルールの時のみ仕様するコンポーネントも多数はいっているので、この遊び方がデザイナーとしてはメインだったのかな?と思えるほどです。

 この協力ゲームのルールは本当にオススメなので、是非プレイしてみてほしいです。

 とても楽しめますよ!


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料金は3時間500円で、以後1時間毎に+100円(ただし800円上限で、それ以上はかかりません)で店内にある約1000タイトル以上のボードゲームをどれでも好きなだけ遊んで頂けます(たまに質問されるのですが、それ以外の追加料金等は一切ありません。より多くの方がボードゲームに親しんで頂けるように価格を安く設定させて頂いております)。

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もちろん、ご自身のボードゲームを持ち込んで頂いてプレイするのも大歓迎です。

お一人でもグループでも、是非お気軽にボードゲームを楽しんでいってください!

また、毎月マーダーミステリー会を開いたり、TRPGのセッションとして場所を提供したりしておりますので、是非ご利用下さい。

※ボードゲームについてはあくまでプレイ空間として営業しておりますのでボードゲームの販売はしておりません、販売についてはミニチュアゲームのみとなっておりますので、どうぞご了承下さい。


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