今日のテーブルゲームのある風景は「航海の時代ダイスゲーム」です。
いわゆる同人ゲームなのですが、このゲームはもともと「航海の時代」というゲームをALlab遊というサークルさんが発表されて高く評価されて、アークライト社から製品版として発売されたゲームのダイスゲーム版となります。
ちなみにサークルALlab游さんは製品版の「航海の時代」というべき「遥かなる喜望峰」が発売された後にもシリーズを送り出していて「航海の時代・新航路開拓」という今度はボードにシールを貼ってゆくというなんともユニークなシステムのゲームも発表されています。
さて、今回の「航海の時代ダイスゲーム」では、プレイヤーは7つの海を渡る交易王となるべく奮戦するのですが、従来の「航海の時代(または「遥かなる喜望峰)」のように自分の船駒を移動させてゆくというアクションの代わりに、サイコロを振ってその結果によって提示される選択肢を選ぶ事になります。
ランダムに選択された7つの港カード、1枚の拠点カードをテーブルにならべてゲームスタートという準備に手間がほとんどかからないのも良いと思います。
プレイヤーは自分の手番がきたなら6面体のサイコロを2個振って、それぞれの出た目によってやれる事がかわります。
2つのサイコロの出た目は別々に使用出来るので、プレイヤーは自分の手番では2つのアクションが出来る事を意味しています。
基本能力として1~6までの各出目の資源を得たり、資金を得たり、勝利点を得たりといった内容が割り振られているのですが、それ以外に7つの港カードにそれぞれ担当するサイコロの出目がそれぞれ記載されていて、その指定されている出た出目があり、かつ必要コストとして資源や資金を手元から支払う事が出来るのであればそこに自分の支店駒を配置する事が出来ます。
この支店駒が配置されるとそのプレイヤーの選択肢は増える事になり、以後自身の支店駒が配置されている港カードに記載されているサイコロの出目を自分が出した場合、その港カードによってきめられている資源や資金、得点を得る事も出来るようになります。
基本能力によって得られる内容よりも素晴らしい効果かどうかは港カードによるのですが、この支店駒がより多く港カード上に配置されているプレイヤーがゲーム終了時にその港カードの得点を獲得する為、この支店駒をいかに効率よく港カードに配置するかがこのゲームの肝となります。
従来の「航海の時代(遥かなる喜望峰)」による自分の手番に舟駒をルールに従っていどうさせて、とまった港の効果を得る事が出来ましたが、「航海の時代ダイスゲーム」ではその行為がダイスの出目によって決定されるので、かなり運の要素が強くなったといえると思います。
ただ、それでも港カードには複数のサイコロの出目が指定されている事がほとんどなので、やはり選択する大切さは残っていて、30分くらいのプレイ時間で遊べるパーティゲームとしては丁度良いバランスになっているのではないかと思います。
ボードゲームになれていない方でも十分に楽しむ事が出来ますので、是非遊んでみてほしいゲームです。
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