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テーブルゲームのある風景「アズール:王妃の庭園」

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 今日のテーブルゲームのある風景は「アズール:王妃の庭園」です。

 パズル系ボードゲームの中でボードゲーム初心者の方でも沢山のボードゲームを遊ばれている方でも楽しめるシンプルなパズル要素のルールとともに、他のプレイヤーとの駆け引きをしっかりと混在させたシステムは本当に素晴らしい「アズール」の名を冠する四作目となるのがこの「アズール:王妃の庭園」です。

 「アズール」自体は三部作で床、壁、天井の美しい建築物をテーマにしていたもので、個人的にてっきり3作目でシリーズとしては終了すると思っていました(笑)。

 今回はテーマが一気に変わって、プレイヤーは建築士ではなく、庭師となって王妃の為に美しい庭園をつくることが目的となりました。

 新三部作となるなら、あとは池や記念碑などになるかもしれません。

 アズールシリーズの特徴はプレイヤー人数によってきめられた数のトレーを円形にならべ、その上に4つづつのタイルをランダムに置いて、それをプレイヤーが獲得するとトレー上の残りのタイルは円の中央に移動させ、トレー上および中央からすべてのタイルが獲得されるまでプレイヤー各手番を順次くりかえすといった基本システムがあり、獲得したタイルを個人ボード上にどのように配置するかといった部分が大きく変わる部分となっていました。

 今回はそうした「アズールの基本システム」はちょっと横におかれて、タイルとトレーを獲得するたびに所定の回数まで追加してゆくとともに、獲得後にコストを払って配置するというものとなり、運の要素が大幅にひきあげられるとともに、システムがやや煩雑なものになっています。


 ゲームとしては個人ボードをそれぞれ受け取り、回転する円盤によって各ラウンドの得点計算の指針となる得点ボードを場の中央に置きます。

 そして、六角形のトレイをプレイヤーの人数によって規定された枚数づつの4つの山をつくり、タイルを専用の袋にいれて、ジョーカーとなるタイルを所定の数各プレイヤーが獲得した状態でゲームスタートとなります。

 手番になったならはプレイヤーは選択肢が二つあり、場に出ているタイルまたはトレイを獲得して自分の個人ボードの獲得エリアに持ってくる事と、個人ボードの獲得エリアにあるタイルまたはトレイを配置エリアにコストを払って配置する事の二つです。

 獲得する際は同じ色のもの、または同じマークのものはすべて場から獲得する事が出来るのですが、自身の個人ボードの獲得エリアの許容数以上の獲得になってしまうような選択は出来ません。

 配置する際は同じマークで同じ色のタイルは隣接するように配置出来ないルールとなっている上に配置しようとするもののマークによって規定されている数のタイルまたはトレーを「配置しようとしているものと同じ色か同じマーク」という制限付で自身の獲得エリアの中から捨てなくてはいけません。

 ラウンドが終了したなら得点計算ですが、得点ボードの円盤によって各ラウンドにおいて得点出来るマークと色が決められていて、その種類だけが得点の要素となります。

 自分の個人ボードにその要素があるだけ、規定の得点を得る事が出来るとともに、装飾建造物も得点に寄与します。

 これを4ラウンドくりかえして最終ラウンド終了時には完成した個人ボード上でマークなどが規定個数以上隣接しているかどうかで追加得点が入ります。

 この文章だけよんでもなかなかわかりにくいと思われる方がほとんどだと思うのですが、従来のアズールに比べて、それくらい把握しにくいルールでもあります。

 シンプルなルールこそがアズールの良さでもあったので、なんだか無理やりアズールの名前をつけなくてもよかったのではないかな?というのが個人的な素直な感想です。

 ゲーム自体はパズルゲームとして面白いと思います。

 ただ、得点ボードなのですが、両面仕様になっていて、ルールブックによる最初の頃にプレイしてほしい面でプレイすると、高コストのマークを集める戦略一択になってしまって、低いコストのマークはあまりに点数効率がわるくてかなり偏ったプレイ感になってしまうので、初めからプレイしなれた方向けの面で遊ばれる事を強く推奨したいです。

 「アズール」三部作をさんざんやりこんで、もっともっと複雑なルールでプレイしたい!という方向けのゲームだと思うので、ルールが複雑なパズルゲームをプレイしたい方に是非お勧めしたいゲームです。


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