今日のテーブルゲームのある風景は「ウォーターゲート」です。
このゲームは二人専用のボードゲームで、アメリカの一大スキャンダルであるウォーターゲート事件をテーマに、政権側と記者側という立場で対戦します。
それぞれのプレイヤーは専用の山札をもっていて、その中のカード効果もまったく違います。
さらに双方の勝利条件が異なる為、いわゆる非対象型ゲームに分類されると思います。
ゲームとしてはニクソン側と記者側として専用の山札をよくきって、手札を持つのですが、イニシアチブをとっている方が5枚、そうでない(つまり後攻)の方が4枚の手札となります。
手番では手札のカードを1枚選んでプレイするだけのシンプルなシステムですが、そのカードが少しだけ曲者です。
すべてのカードには左上に数字と色指定、そして駒のイラストが描かれています。
プレイヤーはカードをプレイしたなら、そのカード本来の効果か、左上のマークの効果として使用するか選択します。
ゲーム開始時に用意するメインボード上には蜘蛛の巣のような表と中央0から両サイドに5つのマス目があるメーターが描かれており、各ラウンド開始時にはその0のところに赤い駒と白い駒を1個づつ配置します。
さらにイニシアチブに関係なく、常に政権側が袋からランダムに証拠タイルを引いて、裏向きで0のところに配置して準備完了です。
さて、カードがプレイされた場合プレイヤーはその効果を左上の汎用効果にするか、カード特有のものにするのか、選択します。
汎用効果にした場合、勢力マーカー(赤い駒)、イニシアチブマーカー(白い駒)、または証拠タイルを表向きにしながらメーターを自分側にその数値分だけ引き寄せるように動かします。
この時メーターの5のポイントまでいったなら、そのマーカーやタイルは自分のものになります。
勢力マーカー(赤い駒)は重要な駒で、政権側はこの勢力マーカーを5つ集めたならどういう状況であり勝利します。
つまり記者側はこれをなんとしても阻止しなければなりません。
プレイヤーがカード特有効果を使用した場合、それが「イベント」カードの効果ならばその効果を発揮して捨て札にしますが、そうでなかった場合は破棄されて、そのゲームでは2度と使う事が出来ません。
そしてこのカード効果によって、記者側は承認をメインボードの蜘蛛の巣の指定された場所に承認タイルを配置して、さらに証拠タイルを獲得する事でそこまでの道筋をつなげる事が目的となります。
こうした効果によって蜘蛛の巣の中央から2つ以上の重要参考人にルートをつなげる事が出来たならば記者の勝利となります。
テーマがテーマですので、非常に難しいゲームをイメージしてしまうのですが、プレイしてみるとけっしてそんな事はなく、比較的軽めでプレイ時間も1時間かからずに終わるのですが、かなり濃厚な駆け引きを楽しむ事が出来るようになっています。
ウォーターゲート事件にかかわった実在の人物たちの写真を使用していたりで雰囲気もかなりあります。
たまには是非、駆け引きつまり心理戦で楽しんでみてはいかがでしょうか。
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