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テーブルゲームのある風景「イッツ・ワンダフル・キングダム」

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 今日のテーブルゲームのある風景は「イッツ・ワンダフル・キングダム」です。

 このゲームはすでに日本語版も発売している「イッツ・ワンダフルワールド」というゲームの二人専用版として発売されたものです。

 「イッツ・ワンダフルワールド」は「世界の七不思議」にかなり似たスタイルの配られたカードを1枚獲得して残りのカードを隣にまわすという「カードドラフト」をゲームの根幹にすえているゲームで、「イッツ・ワンダフルワールド」では各カードには固有の建築コストがあり、資源によってそのコストを支払ったならそのカードは「完成」して、自分の生産エリアに配置され、以後他のカードの完成を助ける為の資源を追加で生み出してくれるというおおざっぱな流れになっています。

 今回紹介している「イッツ・ワンダフル・キングダム」は二人専用なのでカードドラフトのシステムは使わずに、手札から2枚のカードを場に2つある提供ゾーンに好きに配置する側と2つの提供ゾーンのどちらを獲得するかという側に分かれて交互にプレイするというシステムが採用されています。

 同じくドラフトゲームの雄である「世界の七不思議」の二人専用ゲームである「世界の七不思議デュエル」はカードを重ねて配置する事で疑似ドラフト状態を作り出したの対して、「イッツ・ワンダフル・キングダム」では二択の中から選ぶ選択式に変更した形になります。

 手札はラウンド開始時に8枚づつ配られて、その中から2枚づつ消費されますので、各プレイヤー毎に4ラウンド、合計8ラウンドで1ターンが経過する事となり、これを4ターン行ったらゲームが終了となります。

 さて、カードを提供する側になった場合、お互いの中央に配置する事になるゲームボードの左右いずれかに手札のカード2枚を提供しなければならないのですが、ターン開始時には1枚づつ山札から配置します。

 その上で手札から2枚を加えるわけですが、左右に1枚づつ提供しても良いですし、左右いずれかに2枚とも提供する事も出来ます。

 カードが提供されたなら、対戦相手は左右いずれかのカード群を選び、選んだカード群はすべて獲得しなければなりません。

 「イッツ・ワンダフル・キングダム」はカードゲームですので基本的にはカードはより多く獲得した方が良いわけですが、そこにはギミックがあり、カードには獲得したならマイナス店になるカードが複数まじっていて、それを獲得しないようにした方が良い為、かならずしも枚数の多い方を取ればよいというわけではなくなっています。

 このカード提供のフェイズが終了したならばお互いに同時にこのターン獲得したカードを建築するのかそのカードをすてて資源を獲得するのかを選択するという「イッツ・ワンダフルワールド」と全く同じ展開となります。

 このあたり完全に一緒の手順をふむので、「ワンダフルワールド」を二人で遊んでも同じに感じてちょっとモヤるのですが、デザイナーもそこをきにしたのか、「ワンダフル・キングダム」では3つのシナリオモードが入っていて、そのモードによってアクセントをつけるようになっています。

 面白いのですが、「ワンダフルワールド」に寄せすぎてしまっていて、「ワンダフル・キングダム」の強味をだせなくなってしまっているように感じました。

 良いゲームである事は間違いないですし、ルールも非常にシンプルですので、是非魔王の森でプレイしてみてほしいと思います。


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