今日のテーブルゲームのある風景は「アルハンブラ・ビッグボックス」です
アルハンブラは古典ボードゲームと呼んで良いと思うのですが、2003年ゲーム大賞を受賞したゲームなのですが、20年近く経過した今でも十分楽しめる偉大なボードゲームの1つだと思います。
プレイヤーは建築家となりアルハンブラの町を発展させていく事が目的となります。
ルールが非常にシンプルで建物タイルの購入とその配置、そして6種類ある建物タイルの色ごとのマジョリティ(陣取り的な要素)争いという要素を持っているとは思えないくらい遊びやすく、それでいてプレイするほどに駆け引きのようそに気付かされるつくりになっているのは見事だと思います。
実際ずっと愛されつづけ、様々な拡張が出てきたのですが、今回はクラウドファンディングで「アルハンブラビックボックス2nd」として発売されて、さらに「メガボックス」仕様にもなり、実に40種類以上の拡張がすべてそろった形で販売作成されました。
もう豪華絢爛といってよい仕様だと思います。
拡張部分が大きすぎて箱そのものが大きいのですが、基本ルールだけでまずはプレイしたのですが、箱のすみっこの少しだけしか使用しなくて、「これだけでいいんだよね」と不安になるくらいです(笑)。
さて、そのアルハンブラの基本セットにおけるルールなのですが、まず通貨として使用するカードは4色1~9までの数字カードになっています。
これをよくきって山札にして、各プレイヤーがそこから1枚づつ表にしながら手札にしてゆき、数字の合計が20以上になるまで各プレイヤーは引く事が出来ます。
あくまで数字の合計なので、4枚くらいで20になるプレイヤーもいれば、6枚くらいになるプレイヤーもいる状態となります。
その後残った山札を大まかに5つの山にわけて所定の場所に決算カードを入れてよくまぜてから再び山札に5つを積み重ねます。
さらに建物タイル(6色あってそれぞれ数字も記載されています)をよくまぜて山札にします。
こうして準備した通貨カードの山札から4枚表にして並べ、さらに建物タイルの山から4枚を4色の通貨のイラストがある建物タイル市場に配置します。
建物タイルには数字が記載されているのですが、それがその建物タイルの価格となり、タイルが配置された場所に描かれている通貨の色によって、「どの色の通貨カードがその建物購入に使用出来るか」が決定されます。
ですので建物タイルは常に4種類の通貨の色のいずれかが決められた状態になっているということです。
プレイヤーは自分の手番がきたなら、通貨カードを1枚獲得するか、手札の通貨カードを捨てて、その価値以下の建物タイルを購入して(おつりは出ません)自分の町に配置または保管するか、保管してある建物タイルを自分の町に配置するかの3択のうちどれか1つだけ実行出来ます。
建物タイルを購入した場合は自分の街に加えるのですが、建物タイルには四方いずれかに壁があり(ないものもごくまれにあります)、タイルは辺同士を合わせるように配置するのですがその時に壁がある辺は壁がある辺と、無い辺は無い辺としか隣あわせる事が出来ません。
そしてゲーム中カードがめくれたタイミングで2回、ゲーム終わったときの合計3回得点計算をするのですが、6色ある建物タイルを色ごとにチェックして、最も多かったプレイヤーに点数が入ります。
これによってどの色の建物をどのプレイヤーが集めているかによって一気に他のプレイヤーとのからみが出てくるわけです。
たったこれだけのルールでゲームが進行出来るのは本当に素晴らしいと思います。
さらに現在魔王の森に置いてあるアルハンブラ・メガボックスでは40種類以上の拡張セットまであるのです。
是非すべての拡張をコンプリートして欲しいと思いますので、チャレンジして下さい。
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