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テーブルゲームのある風景「サポテカ」と明日のイベントのご案内

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 今日のテーブルゲームのある風景は「サポテカ」です。

 メキシコ方面の古代文明であるサポテカは実在しているもので、オルメカ文化から生まれたとされる文明です。

 巨石のジグラットなどもあったようで、このゲームでもそれは一つのテーマになっています。

 プレイヤーは指導者となってピラミッドの建築や町の開拓、交易や生産などを状況にもっともマッチするかたちで発展させていかなければいけません。

 ゲームとしては5ラウンドで終わるのですが、手番としては各ラウンド毎に各プレイヤー1回しか手番がまわってきません。

 これはアクション数が限られているのではなく、手番になったならやれる事はすべてやって良いという形での「1手番」なのです。

 ですのでおのずとこのゲームではプレイヤーはゲーム終了までの間に5手番しかありません。

 なかなか大胆なつくりのゲームだと思います。


 ゲームとしては各プレイヤーにはゲーム開始時に手札として5枚のカードが渡されます。

 そして全員1枚づつ伏せて準備して、どうじにこれを表にするのですが、カードの数字でそのラウンドの手番順が決定されます。

 手番がきたプレイヤーは自分の個人ボードの収穫ブロックに示されている資源を獲得するのですが、ここは3×3で9マスの方眼状になっていて、メインボード上に自分の建物を建築したならばそこにある生産タイルを獲得して、その収穫ブロックの好きなマスに配置します。

 こうして収穫ブロックのマスを埋めていくのですが、手番開始時の収穫時には縦横いずれかの一直線上のタイルからしか収穫できません。

 ですので、生産タイルを獲得した時に収穫ブロックのマスに配置する際には十分に気を付けなければならない事を意味しています。

 こうして得られた生産物はレンガ、石、トウモロコシ、木材、司祭、黄金といったもので獲得したそれらの素材を駆使して、家の建築、ピラミッドの建築、得点カードの権利獲得、信仰ラインの上昇、特殊タイルの購入といったアクションを好きなだけ実行出来る。

 好きなだけとはいっても当然すべてのアクションにはコストが必要で、それらが生産された資源というわけです。

 収穫がほとんどない第1ラウンドは当然出来る事もほぼない為、このゲームでは実質ちゃんと動けるのは4ラウンドしかないといっても過言ではありません。

 では1ラウンド目はどうでもよいのかというとまったくそんなことはなくて、むしろ1ラウンドにしっかりと種をまいておかないと、残り4ラウンドではどんどん動けなくなって余裕がなくなってきてしまいます。

 また、メインボードにコストを払って家を建て、その建築地にあった生産タイルを獲得する事でしか基本的には資源を得る手段が増えない為、1ラウンド目から準備をしっかりしなければならないのですが、プレイしたカードによって建築地候補が絞られて、さらにプレイしたカードは捨てられずにそのまま共通のサプライとして残り、ゲーム開始時に準備してあった共通サプライからカードを1枚選んで獲得する事で手札が5枚にもどります。

 この時、プレイ人数+1枚の共通サプライが用意されているので1枚カードが残ります。

 このカードの建築地候補の場所が次のラウンドの得点計算が出来る場所となるのです。

 得点計算は自分の家が建築されているかどうかだけをチェックするシンプルなものなのですが、その場所に家が建ってないと点数がまったくもらえない事を意味している為、各プレイヤー互いに建築場所をけん制したり、共存をはかったりと間接的なプレイヤー間の綱引きを楽しむ事が出来ます。

 さらにゲーム終了時の得点を獲得する為に儀式カードに自分のマーカーを配置しなければならないのですが、これをする為にはピラミッドを建築しなければならず、さらにピラミッドの建築自体もゲーム終了時の得点獲得方法の確定にやくだつとう仕組みになっています。

 けっして複雑ではないどころかシンプルな紐づけが各アクションにあるのですが、それだけにプレイの方針しだいでいくらでも点数に変化が生まれます。

 各アクションが他のアクションに常に紐づけされるので、ボードゲーム初心者にはおすすめできませんが、ボードゲームになれてきた方で、ちょっと複雑なシステムにも興味あるな、という方に是非すすめたいゲームです。

 プレイ時間も1時間とすこしくらいしかかからない為、長時間負担がかかる事もなく、プレイの満足度も高いですし、次にはこうしたいと思える側面をしっかりもっているのもおすすめのポイントです。

 是非、一度プレイしてみてほしいゲームです。


【明日開催の2022年最初のイベントのご案内】

日付:1月9日(日)会場:シュトワ白楊文具館2階Aホール

アクセス:近鉄四日市駅から中央通りを北西に向かい、突き当たりを右側ドコモショップ沿いに右に曲がって少し進んだ右側にあります。

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詳細はどうぞ遠慮なくご質問ください。

お車でお越しの場合:シュトワ白楊書籍館の駐車場をご利用の上、お申し出下さい、終日無料と出来ます。

時間:13時~20時まで

会場費:800円(小校生以下300円、ご家族でお越しのお客様は保護者同伴で小学生以下無料です)

見学は無料。

プレイゲーム:ボードゲーム各種、ミニチュアゲーム(ウォーハンマー40000、エイジオブシグマー)

【ボードゲームを楽しもう!】

「魔王の森・テーブルゲーム倶楽部」との共同イベントとして開催しておりますので、各種ボードゲームのプレイスペースもご用意しています。

初心者大歓迎です!

ご用意する予定のボードゲームとしてはドゲームとしては「ココペリ」「サポテカ」「コーラ」「フローリッシュ~咲き誇る花園」「タイガー&ドラゴン」「遥かなる喜望峰」「ストリート・スクエア」「ロール・フォー・ザ・ギャラクシー」「アリスガーデン」「イッツアワンダフルワールド」「世界の七不思議~建築士たち」「クランク!」「ウィングスパン」「ラマ」「テキサスショーダウン」「パールズ」などです。

それ以外にも当店のゲームリストにあるものでしたら用意しますので、メールやブログへの書き込みなどでも結構ですのでお気軽にお申し付け下さい。

また、お客様ご自身のボードゲームを持ち込んで頂いてのプレイも大歓迎です。

ボードゲームをプレイした事がない方でも、店員が丁寧に説明させて頂きますのでご安心下さい。

広いスペースをご利用頂けますし、会場費のみで一日たっぷり遊べますので、プレイ時間のかかるボードゲームもゆっくりと楽しんで頂けると思います。

ヘヴィユーザーの方も、テーブルゲームに興味があるけどやった事のない方も、是非お気軽に遊びに来て下さい。


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