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テーブルゲームのある風景「プラハ~王国の首都」と明日のイベントのご案内。

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 今日のテーブルゲームのある風景は「プラハ~王国の首都」です。

 舞台は神聖ローマ帝国の時代、ヨーロッパ最大級の都プラハでプレイヤーはかなり裕福な市民となって自身の財産をさらに増やし、都市建設に貢献して国王の覚えめでたくあろうとしてゆきます。

 メインボードも個人ボードも非常に雰囲気のある独特のイラストワークで個人的にかなりお気に入りで、ゲームのシステムの方もギミックが多く、やや複雑なものになるのでボードゲームにある程度なれている方にすすめたいタイプのゲームで、アンダーウォーターシティなどをデザインされたデザイナーさんの作品となっています。

 非常に良いゲームだと思うのですがギミックに凝りすぎた弊害でゲーム開始時の準備がちょっと面倒なのが玉にきずだったりします(笑)。


 ゲームとしてはまずメインボードのアクションダイヤルの所定の位置に3種類各2個づつの計6個あるアクションタイルをはめ込みます。

 ゲーム中はこれを回転させる事でアクションタイルに追加効果をもたせつつターンのカウントもさせるギミックになっています。

 そして旅行程のゴールポイントである橋部分のタイルセット、そして個人ボードその2の改良用タイル、補助用の壁タイル、メインボードに配置する町タイルなどを準備するとともに、町タイルを配置する事で得られるボーナスを決定するボーナスタイルをランダムに配置します。

 各プレイヤーは個人ボードを2つ渡されて、自分の資産である黄金と石材を管理するダイヤルが2つついたボードと、6つあるアクションの強化とさらにボーナスを獲得する為のボードとして準備します。

 もうこの説明の段階で面倒くささがにじみ出てくると思うのですが(笑)、実際には準備の面倒くささを乗り越えるとかなりシステマチックに、プレイしやすいようにあちこちに気がくばられていて、プレイ自体は悩ましくはあるもののかなりサクサクとプレイする事が出来ます。

 実際自分の手番で実行することはメインボードのアクションダイヤルにある3種類あるアクションタイルのどれかを選択し、選んだタイルにある2種類のアクションのうちどちらかを実行するだけです。 

 アクションが他のアクションを誘発させたり、特別な処理を必要としたりといった事もないため、ゲームのルールを把握している人が準備をしっかりとすれば、あとは6種類あるアクションの説明を聞くだけでゲームそのものは滞りなく進行する事が出来るのです。

 6つのアクションはそれぞれ同じ組み合わせで1枚のアクションタイルに記載されているのでアクションタイルの種類が3種類あるわけです。

 ではその6種類のアクションなのですが、2つの資源である黄金と石材をそれぞれ得るアクション、得た黄金を使って町タイルを購入して配置するアクション、得た石材を使って壁タイルを購入して配置するアクション、旅をするアクション、そうした5種類のアクションにボーナスをもたらすようにする為の改良アクションの合計6つです。

 町タイルは得点をえやすく、壁タイルは実質資源の変換を発生させやすく、それらを購入する為の黄金のアクションと石材のアクションはそれらの収入および収入量の増強、旅についてはボーナスの獲得と旅の終着点にあるゲーム終了時の得点ブーストという効果が、かなりざっくりではありますが得られるものとなります。

 最初はなにから手をつけてよいかかなり戸惑うゲームですし、ゲーム中もすべての要素をしっかりと得られるようにするタイプではなく、多数ある得点の取り方のうちいくつかに集中して資源や手番といったリソースを割り振って、いくつかの要素はまる無視した方が良いタイプのように個人的には感じています。

 これはつまり何度もプレイしてみて様々な得点獲得手段の組み合わせを試してみたくなるタイプで自分でプレイの方向と種類を組み上げてゆくのが楽しいと思うプレイヤー向けのボードゲームという事が出来ると思います。

 ゲームを通じて普通にプレイしている限り用意されているタイルはせいぜい半分程度しか使用されませんし、街並み、壁、アクションの改良などどれをとってもすべて埋め尽くす事はまず出来ないでゲームが終了するので、どこに注力してゆくのか、他のプレイヤー含めて限られた手番でもっともその時に効率のよいルートはどれかを判断してゆく楽しみがあると思います。

 ボードゲームに少しなれてきたなと思ったなども是非プレイしてみてほしい素敵なゲームです。


【今週末14日のイベントのご案内】

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今週末の11月14日の日曜日は「魔王の森・ゲームデイ」を開催致します。

場所は四日市市のシェトワ白揚文具館二階Aホールでいつも同様ミニチュアゲームとボードゲームの合同イベントです。

時間は13時から20時までで途中の出入りは自由です。

会場費として800円をお願いしておりますが、お車でお越しの場合はシェトワ白揚書籍館の方の駐車場におとめ頂いて駐車券をお持ちくだされば一日無料に出来ます。


「テーブルゲーム倶楽部」と同時開催となりますので、ボードゲームのフリープレイも卓をご用意しており、自由に遊んで頂けます。

当日は「ココペリ」「ハラダ」「ロール・フォー・ザ・ギャラクシー」「ロアム」「アリスガーデン」「イッツアワンダフルワールド」「世界の七不思議~建築士たち」「クランク!」「ウィングスパン」「ラマ」「テキサスショーダウン」「七つの大罪」「パールズ」「フローリッシュ~咲き誇る花園」「オッドソックス」などをお店より持っていきますが、持ち込みももちろん大歓迎です。

また、事前にご連絡頂ければ当店リストのゲームであればよろこんでご用意しますし、ボードゲームをプレイした事のない初心者の方でも、よりプレイしやすいゲームをご案内して丁寧にルールを説明しますのでお気軽に参加して下さい。


ミニチュアゲームはウォーハンマー40000やエイジ・オブ・シグマーのフリープレイが中心で、ウォーハンマー40000のスカーミッシュルールである「キルチーム」が発売したばかりで、これがかなりプレイしやすいものになっているのでオススメです。

さらに「アンダーワールド」というミニチュアゲームとカードゲームを組み合わせたゲームも遊びやすく手軽にプレイ出来るようになりました。

イベントではアーミーの組み方やルールの注意点などの質問も受け付けておりますので、どうぞお気軽にお声掛けして下さい。

また、事前にご予約を頂ければミニチュアのペイントコーナーなどもご用意しますのでお気軽にお申し付け下さい。

もちろん、テレインを配置した戦場をご用意しておりますので自由にプレイして頂けますし、体験プレイも随時受け付けております(体験プレイについては事前にメールやここへの書き込みで十分ですのでご連絡下さい、当日ですとお受け出来ない事があります)。


皆様のご来場をこころからお待ちしております。


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