今日のテーブルゲームのある風景は「オーバーブッキング」です。
プレイヤーは航空会社となって、次々と予約が入るお客様を、その趣向にあわせて飛行機の席へと案内して出来るだけ飛行機の稼働率を上げる事が目的となります。
乗客のパターンは５種類あって、隣同士にならないとダメなカップルや周囲を囲んであげないと駄目な子供、または一つの集団にすると満足度があがる友人グループなどがあり、それらのお客様の要望に応える形で席に案内できるかが課題となります。
ただし、気を付けなければならないのは、すでに他のお客様が座っている席に後から他のお客様を案内してしまう(オーバープッキング)してしまう事だけはさけなくてはなりません。
ゲームとしては飛行機の機内座席をもしたイラストがある個人ボードを各プレイヤーにくばり、お客様の予約状況をしめすカードを並べるボードを用意します。
予約管理カードをよくきって山札にして、４枚表向きにしてボードにならべます。
お客様チップを５色取りやすいところに用意して、各プレイヤーは６枚のディナーチップ(私にはマックの格安セットにしかみえないイラストです(笑))を６枚くばったらゲーム開始です。
自分の手番がきたなら、予約管理カードの並びの一番ボードの端にいるカードをとってきて、そこに描いてある色の並び順に従って同色のお客様チップを自分の機内ボードに配置しなければなりません。
カードは回転させてもよいのですが、通路をまたいで配置する事が出来ないので、おのずと限界もあります。
中盤以降どう回転してもすでに配置してあるお客様チップに新しく配置するお客様チップの位置がかぶってしまう事がおきてくるでしょう。
そうなった場合ディナーチケットを一番端の予約管理カードに置いて、一つ奥のカードを選択する事も出来ます。
そうでなければオーバーブッキングが発生して、すでに席に座っていたお客様が何故か機外に出されてしまいます(先に来ていた方が追い出されるというなかなか恐ろしい航空会社です(苦笑))。
押し出されたお客様チップは個人ボードの端に置いておいて、ゲーム終了時にはマイナスの点数となります(まぁ、当然です)。
手番が終了したら、かならず１枚予約管理カードがへっているはずなので、ボードの端に空いている場所を埋めるように全体を移動させて、列の最後尾に４枚目のカードを山札からめくってから次のプレイヤーの手番となります。
これをくりかえしていき、５色あるお客様チップのいずれかがなくなったならゲームが終了します。
機内ボードのお客様の配置によって、条件を満たしているごとに点数をカウントして、オーバーブッキングしたお客様チップの減点などをした結果の点数がもっとも多いプレイヤーの勝利となります。
ボードなどをひろげた時の印象よりもはるかにすっきりしたシンプルなルールで、ボードゲームをほとんどプレイした事のない方でも簡単な説明ですぐにプレイ出来るのは大きな魅力だと思います。
パズルが嫌いでないなら、是非チャレンジしてみてほしいゲームです。
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