今日のテーブルゲームのある風景は「リネイチャー」です。
プレイヤーは自然界の木々の意志となって昆虫や動物たちを操り、なんとか自分の存在の版図をひろげてゆこうとするゲームです。
こう聞くと陣取りの要素ががっつり入った長時間ゲームを創造してしまいますが、適度に運の要素入ったものになっており、陣取りでありながら運の要素もかなり入ってきて、プレイ時間もよほど長々と考えない限りは1時間ちょっとくらいで終わるようにデザインされていて、どれだけ悩んだところで運の要素でいくらでも状況が変化する上、選択肢もかなり狭められるので、考えられる範囲が限られて、無駄な長考により他のプレイヤーの待機時間を縮小させる事が出来るようになっているところが非常に秀逸です。
ゲームとしては、まずゲームボードをひろげて、土の模様が描かれている場所に得点マーカーを配置し、雲マーカーを所定の位置に配置します。
さらに、必ず二つの動物または昆虫の描かれたドミノタイル(正方形が二つつながった長方形のタイルです)を袋の中にいれてまぜてから、プレイ人数に応じた枚数を引いて裏にして山に積みます。
そして、個人ボードに所定の数の木々のコマをはいちします。
そして山にしてある自分のドミノタイルから3枚を引いて手札として、自分の手元に模様が見えるように並べます。
ゲームが始まって自分の手番がきたなら手札のドミノタイルから1枚をメインボードに配置するのですが、この時ボード上のいずれかのドミノタイルと絵が揃うように隣にしか配置出来ません。
このルールによって、盤面としての最善手を打つ事は出来ず、どうしても手なりでのプレイになるようになっているのです。
そして、配置したドミノタイルと隣接している土ゾーンのいずれかに自分の木のコマを配置する事ができます。
この木のコマを配置したときにそのサイズに応じた点数、さらに槌ゾーンがすべて木のコマで埋まった場所毎にそこでの支配力を計算して一位のプレイヤーに得点が入ります。
基本的にはこの2つのパターンによる得点がメインとなります。
これを繰り返していって、全員が自分のドミノタイルを置ききったならゲーム終了です。
陣取りのルールをしっかりを踏襲しながら、かなり配置出来るかどうかの運の要素が盛り込まれているため、ボードゲームにあまり慣れていない方でもプレイしやすいと思います。
また、得点の獲得方法が直感的に飲み込みやすいのも良い点だと思いますので、陣取りゲームの入門的な意味でも是非プレイしてみてほしいゲームです。
【今週末15日のイベントのご案内】
今週末の11月15日の日曜日は「魔王の森・ゲームデイ」を開催致します。
場所はシェトワ白揚文具館二階Aホールでいつも同様ミニチュアゲームとボードゲームの合同イベントです。
時間は13時から20時までで途中の出入りは自由です。
会場費として800円をお願いしておりますが、お車でお越しの場合はシェトワ白揚書籍館の方の駐車場におとめ頂いて駐車券をお持ちくだされば一日無料に出来ます。
「テーブルゲーム倶楽部」と同時開催となりますので、ボードゲームのフリープレイも卓をご用意しており、自由に遊んで頂けます。
当日は「ニューヨークズー」「イーオンズエンド」「ニューフロンティア」「ウィングスパン」「グリムフォージ」「クアックサルバー」「ラマ」「マシュマロテスト」「テキサスショーダウン」「ブッシュ」「タンタンキャラバン」「リネイチャー」などをお店より持っていきますが、持ち込みももちろん大歓迎です。
また、事前にご連絡頂ければ当店リストのゲームであればよろこんでご用意しますし、ボードゲームをプレイした事のない初心者の方でも、よりプレイしやすいゲームをご案内して丁寧にルールを説明しますのでお気軽に参加して下さい。
今週末は東京で亜紀のゲームマーケットが開催されている為、その戦利品をいち早く遊べるかもしれません。
ミニチュアゲームはウォーハンマー40000やエイジ・オブ・シグマーのフリープレイが中心で、ウォーハンマー40000は真ルールが出たばかりですので、まさに今が楽しみ所です。
エイジ・オブ・シグマー「ウォークライ」という小規模戦闘をテーマにした基本ルールの発売によって非常に面白いゲームをさらに手軽にプレイ出来るようになりました。
イベントではアーミーの組み方やルールの注意点などの質問も受け付けておりますので、どうぞお気軽にお声掛けして下さい。
また、事前にご予約を頂ければミニチュアのペイントコーナーなどもご用意しますのでお気軽にお申し付け下さい。
もちろん、テレインを配置した戦場をご用意しておりますので自由にプレイして頂けますし、体験プレイも随時受け付けております(体験プレイについては事前にメールやここへの書き込みで十分ですのでご連絡下さい、当日ですとお受け出来ない事があります)。
皆様のご来場をこころからお待ちしております。
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