
今日のテーブルゲームのある風景は「パピーウィンチェスター」です。
プレイヤーは大富豪のウィンチェスターおじいちゃんの遺産を相続すべく、オークションによって土地を確保して、出来るだけ多くの資金を集める事が目的となります。
出来るだけ土地を集めることが多くの遺産を獲得できるのですが、なんとなく手段と目的が逆転してないか?(笑)という気持ちになれる部分があります。
さて、ゲームの内容なのですが、プレイするゲームボードを広げて、そこに描かれている岩山(鉱山)、平地、森などが線でしきられて不均一ではありますが、それぞれマス目のようになっています。
ボード中央には斜めに川が流れていて、さらに線路も描かれています。
それらのマス目に数字チップをランダムに配置してから、プレイヤーは初期資金と秘密の目標をもってゲームをスタートするのですが、毎ラウンドナンバーカードによってランダセムにどのランダムナンバーを割り当てられた土地がくるからわかりません。
スタートプレイヤーの方から、最低100$、上限なしてのセリによって土地の獲得をしてゆくことになります。
各土地には特殊な効果をもつカードも伏せられていて、その土地を獲得すればそのカードの内容がそのまま獲得できます。
この時、時計回りのセリで一番高い価格をつけたプレイヤーが代金を支払うのですが、それは残りのプレイヤーの人数で割り算されてそれぞれのプレイヤーに均等に分配されます(割り切れなかった分については専用の資金プールにひとまず配置され、それも後に獲得できます)。
つまりこのゲームではプレイヤー全員の持ち資金についてはゲーム中変わらないというわけです。
実際にはカード効果などで資金アップがあるので、プレイヤー全員の資金の合計は上昇してゆくのですが、かならず他のプレイヤーに資金をはらって土地を獲得してゆくため、セリでいくらの価格をつけるのが妥当が、どこまでセリ価格を引き上げるのがよいのかを全プレイヤーがさぐってゆくゲームという事もできると思います。
川沿いや線路沿いの土地は貴重な外部から直接資金を得るチャンスがある土地ではあるのですが、そうでない土地は特殊カードがふせられているなど、非常にどの土地も魅力的になるようにつくられています。
セリをテーマにしたゲームだと無理をしすぎるとその後資金がショートしてなにもできなくなってしまうケースなどがあるのですが、このゲームでは自分がパスをしている限り他のプレイヤーから順次資金がもらえるため、何もできなくなる事がすくなく、ボードゲームになれていないプレイヤーでも十分に楽しめるようにうまくシステムが作られています。
また、各個人に渡されている秘密目標によって、さしあたって手持ちの資金を投入すべき土地の指針が示されているのもとてもプレイしやすいと思います。
これに加えて個人的にわらってしまったのが、ゲーム中一回と限りはありますが、セリの途中で相手に銃での決闘を申し込んで、資金がすくなくても一発逆転の瞬間がある点もいきおいが良いプレイを推奨していて面白いです。
ボードゲームにあまりなれていいない方でもセリゲームを楽しむ事ができる軽めのゲームなので、ぜひプレイしてみてほしいと思います。
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