
今日のテーブルゲームのある風景は「夢:第十三章」です。
なかなか趣のあるタイトルですが、国内の専業ではない方が作成した、いわゆる同人ゲームといわれるものです。
不思議の国のアリスをテーマにすえていて、プレイヤーは幻想世界の図書館員となって、アリスの物語の第十三章を図書館に納めるべく、アリスの登場人物たちの思念体を通路に招いて手帳に書き記す事を目的としまう。
ただ、気をつけないと幻想世界の通路は非常に不安定で、同じキャラクターの思念体があつまりすぎると崩壊してしまうのです。
十分に注意しつつ、誰よりも思念体の物語を手帳に書き記す事が出来たプレイヤーが勝利します。
ゲームとしてはアリス達、不思議の国のアリスの物語に登場するキャラクター達が描かれたカードをよくきって、プレイヤーに3枚づつ配ります。
これを各プレイヤーの場に置いて手帳のカードとします。
そして、残ったカードを大体均等に5つにわけて円形にならべて、中央に鍵の駒を4つ配置します。
各プレイヤーは自分の手番になったなら、鍵駒を2つ中央よりとってきて、それを円形に並んでいる5つの山札のいずれかの横に置きます。
そして自分の手帳のカードから1枚をその山札の上に置いて、その両脇の山から1枚づつカードをおいて、自分の場の手帳カードの上の列に通路カードとして配置します。
この時獲得した2枚のうち1枚のカードの特殊な効果を適用する事が出来ます。
次に再び鍵駒をまだ鍵駒が横に置かれていない中央の山札のいずれか配置して同じ事をくりかえす事が出来ます。
これを鍵駒がある限り行ってよいですが、鍵駒をあまらせてターン終了を宣言する事も出来ます(ただしその場合は使わなかった鍵駒は中央にもどされます)。
手番を終了したなら通路に配置されたすべてのカードは自分の手帳ゾーンに配置されて、ゲーム終了時にはこれが得点となるので、どんどんカードを通路に配置すれば良いはずなのですが、同じキャラクターのカードが3枚以上通路に並ぶとバーストしてしまい、通路のカードは全て捨て札になってしまいます。
ゲームは中央の5つの山札のいずれかがなくなったなら(プレイ人数によって少しかわります)終了となります。
各プレイヤーは自分の手帳ゾーンのキャラクターカードを5種類1枚づつセットにしたり、同種による加点などのルールにしたがって計算して、もっとも大きな得点にしたプレイヤーが勝利となります。
シンプルなルールですし、得点の計算方法も分かり易いですので、誰でもプレイ出来るゲームです。
運の要素もかなりありますので、ゲームの初心者の方でも、なれている方でも楽しめるつくりになっているのも非常に好感が持てます。
そしてなにより雰囲気がかなり良いゲームで、鍵駒はしっかりと鍵の形をしていますし、アリス、マッドハッター、ホワイトラビット、チェシャキャット、ハートオブクィーンなど、素敵なイラストで、同じキャラクターでも絵柄がかえてあったりなど細かいところに気がくばってあるように感じます。
第十三章というタイトルはおそらく鏡の国のアリスの方で、幻とされた十三章目のネタにひっかけてあるのではないかと思いますが、そうであったなら不思議の国のアリスに登場するキャラクターだけでなく、鏡の国のアリスでのみ出てきたキャラクターを一人でよいから混ぜてほしかったと思うのはオタクすぎる感想でしょうか?(笑)
とはいえ、とても良い雰囲気のゲームですので、是非プレイしてみて楽しんでほしいと思います。
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