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テーブルゲームのある風景「けもサバ」

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 今日のテーブルゲームのある風景は「けもサバ」です。

 クラウドファンディングで資金を集めて作成された同人ゲームで、けもの娘たちを進化させてよりレベルの高いけもの娘と沢山の思い出をつくって友情を深める事が目的となります。

 カードによって管理されたワーカープレスメントといった感じでワーカー駒は自分のプレイしたけもの娘の上に配置する形で、そこから場に準備したアクションマスのいずれかに配置する事でアクションが成立します。

 各けもの娘カードにはレベル、コスト、得点とともに特殊能力とサイコロ能力が記されています。

 このけもの娘カードを自分の場にプレイする事でワーカー駒をカードの上に乗せ、自分の手番ではそのワーカー駒を場のいずれかのアクションカードに配置する事で自分の場にあるけもの娘たちの特殊能力やサイコロ能力、または思い出カードを引いたりプレイしたといった事を実行するのですが、けもの娘にはレベルという要素があって、カードの上からワーカー駒を場にプレイする時にそのカードのレベルを参照して、特定のアクションカードには特定のレベルに到達しているけもの娘の上に置いてあったワーカー駒しか配置出来ないというルールで少しだけアクション制限をかけています。


 ゲームとしては最初に2枚のカードを場に出してスタートするわけですが、この2枚の上には当然ワーカー駒を配置するので各プレイヤーは2個のワーカー駒をもってスタートする事になります。

 資源の要素は食料と水、そしてハートの3種類、ハートは特にレベル2、レベル3のけもの娘をプレイする時にコストとなるので、入手は限られた機会しかないため、気を付けた方が良い素材となっています。

 さらにワーカー駒は5個までしかなく、けもの娘カードは5人までしか場にだしておけないという制限になっています。

 各プレイヤーは自分の手番になったらワーカーを場のアクション用カードのいずれかの上に配置するのですが、共用カード、基本カード、ラウンドカードなどがあり、とくに共用カードは自分の駒を2個目を置けないが、他のプレイヤーは自由に配置出来るという仕組みになっているのは面白いと感じました。

 また、ラウンドの開始時にラウンドマーカーを兼ねているラウンドカードがあり、1ラウンドから3ラウンドまでで1フェーズ、第2、第3フェーズはラウンドカードが2枚づつ、各フェーズ終了時に達成していると得点がもらえるミニ目標もあります。

 ゲーム開始時にはラウンドカードはすべて裏向きにセットして、毎ラウンド開始時にラウンドカードを1枚表にするカヴェルナなどの方式で、だんだん使用可能なアクションカードが増えてゆきます。

 アクションカードにはけもの娘カードを山札から引く、または手札からプレイする、思い出カードを山札から引く、またはプレイする、自分の場にあるすべてのけもの娘カードの特殊能力を使う、またはサイコロを振って、その出目と条件が一致している自分の場のすべてのけもの娘のサイコロ能力を使う、手札を捨ててハートを獲得する、食料や水を獲得するなどの種類があり、けもの娘をプレイする、思い出カードをプレイするといったアクションカードが共用カードとなっているといったバランスです。

 素材を集めてけもの娘をプレイ、またはレベルアップし、思い出カードによって追加得点または自分だけの特殊処理効果を得てけもの娘をならべて特殊能力やサイコロ能力を一気にプレイしてという形で拡大再生産といってよい内容だと思います。

 ゲームとしては面白いのですが、ルールブックにあやふやなというか、「たぶんこの解釈で良いのだろうな」とする箇所がいくつもあって、プレイがしにくいのが玉にキズだと強く感じました。

 実際「この書き方だと普通はAととらえるけど、明確に断言してないからBが出来ないとも言い切れない」のような部分がプレイしている方々のストレスになっていました。

 例えば、けもの娘はレベルアップする時にもともとプレイしていたカードを裏返して、その上にレベルアップ後のカードをプレイするのですが、ゲーム終了時の得点計算時に裏返して下に積んであるカードは得点としてカウントして良いのか、一番上のカードだけを得点するのかどこにも記述がなくて、それによって勝敗が左右されるくらい馬鹿にならない点数なのでもやもやするケースなどがありました。

 わざわざ裏返しているのだから得点計算には使用されないと解釈していますが、「一番上のけもの娘カードの得点の合計」と明確にするなど書き方はあったようにも思います。

 とてもおもろしいゲームだけにそこはすごく残念に感じてしまいました。

 とはいえ、プレイしてほしい良いゲームである事にはかわりないので、是非ためしてみてほしいと思います。


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