今日のテーブルゲームのある風景は「ノラネコボスネコ」です。
ゲームマーケットでも販売されたいわゆる同人ゲームで、636GAMESさんの作品です。
プレイヤーはノラネコになって、ボスネコにどの猫よりも早く前に立って挨拶する事を目的としますが、ボスネコが機嫌悪い時には進んではいけないという、いってみれば「だるまさんがころんだ」のボードゲーム版だと思うとイメージがつかめると思います。
プレイヤーは全員共通の手札が渡されて、ゲームボードの一番左に一列に各プレイヤーのネコタイルを配置します。
ゲームボードは碁盤の目のようなマス目になっていますので、そのマス目を左から一番右のマスまで到達する事が目的となります。
プレイヤーに渡されている手札は自分の猫が進む(ただしボスネコの不機嫌メーターが上がります)、ボスネコの不機嫌メーターを上げる、ボスネコににらまれても大丈夫、使用した自分の手札をすべて回収する、などの効果がそれぞれあります。
マス目を右端まで行きたいので、当然猫を進める必要があるのですが、そのカードには一定の数字ボスネコの不機嫌メーターを上げる要素が含まれています。
ボスネコの不機嫌メーターが一定数以上になると、それを引き起こしたプレイヤーの猫か、先頭にたっている(一番進んでいる)猫が規定のマス目数さがらなければいけません。
ですのでその状態にされたとしても下がらなくても良い対策カードもあります。
さらに使用した手札は自分の前に並べておいて、使用する事は出来ないのですが、それらの使用済カードを再び手札にもどすカードによってサイド使用出来るようになります。
これらのカードを全員が1枚づつ伏せて準備し、同時に開けて、現在の並び順で最後尾の猫から順番に処理します。
これによって先頭の猫は自分の処理順番がまわっているころにボスネコの不機嫌メーターがリミッターギリギリになっているのに「進む」カードを使用してしまっていると使用したカードは必ず実行しなければならない為、ボスネコを怒らせてしまって後退しなければならなくなるわけです。
この時にぴたりと後退しなくて良いカードを出していると効果を受けない事になります。
使用したカードは手札に戻すまで再利用出来ない為、2手番連続で狙われると先頭を維持する事は極めて困難です。
この辺りに駆け引きがあって、だるまさんが転んだ、の遊びで鬼役が振り向くタイミングをある程度プレイヤーがコントロール出来ると考えれば良いでしょうか。
シンプルで誰でも出来るシステムになっているのである程度定石が生まれてしまうし順位によってやるべき事が決まってしまう要素はもっているのですが、そこまで真面目にやらずに感覚的な部分で遊ぶなら、子供でも楽しんでもらえると思います。
親子で遊ぶゲームとしてはすごく優秀ですし、ボードゲームになれてない方なら手軽に楽しめると思います。
是非一度プレイしてみてほしいゲームです。
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