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テーブルゲームのある風景「考古学カードゲーム」

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 今日のテーブルゲームのある風景は「考古学カードゲーム」です。
 プレイヤーは考古学の発掘チームとなって、エジプトで様々な出土品をみつけたり破片を揃えたり、時には地図を片手に新たなる発掘現場に挑んだりしながら貴重な資料を揃えて博物館に納める事を目的としたカードゲームです。

 ゲームとしてはまず発掘現場を決めます。
 最初のゲームとしてはピラミッドが推奨されていますが、廃墟やスフィンクスなどのバリエーションが用意されていて、ゲームにちょっとした変化を与えてくれます。
 発掘現場が決まったなら、そこに眠っている品として発掘カードをその発掘現場タイルに指定されている枚数と状態でストックします。
 そして、各プレイヤーに最初の手札となるカードを配り、場に市場にならんだ商品としてのカードを表向きに5枚ならべてから、特殊カードである「砂嵐」「盗賊」「地図」の三種を人数によって決定される枚数だけ発掘カードの山にまぜてよくきって、共通の山札とします。
 ゲームが始まったなら手番プレイヤーはまず山札からカードを引いて自分だけ確認します。
 この時「砂嵐」か「盗賊」だったならすぐにオープンして全員にみせますが、それ以外であったなら手札に入れます。
 そして、手札のカードと場の市場のカードを好きなだけ入れ替える事が出来ます。
 好きなだけとはいってもルールがあり、各カードにはその出土品の価値が数字にして1~4で示されています。
 そして、手札から出したカードの価値の合計が、市場からもってくるカードの価値と同じなら交換できるのです。
 この時複数枚同士の交換も出来て、その場合は価値の合計値が同じであれば大丈夫です(ですので、「4」の価値のカード1枚で「1」の価値のカード4枚と交換する事も可能です)。
 そしてこの交換の目的は、各出土品カードには同じカードを何枚集めたら何点になるかが記載されているので、それに見合うように同じ出土品カードを集めたいわけです。
 そして、さらに手番では手札から出土品カードを博物館に持ち込む、つまり点数化として、それら同じカードのセットを自分の場に出します。
 枚数を多くそろえるほど点数は高くなりますが、手札の上限はないとはいえある事情からあまり手札を多く持つのは考えものですので、規定の最大数集まる前に得点化するケースもあります。
 この場合あとから追加出来ないので、よく考えて得点化する必要があります。
 さて、この「交換」と「得点化」を何回でもどの順番でもすきな行ってよくて、もうやる事がないなら手番を終了する事になります。
 さて、手札をあまり持ちすぎるのは考えものの理由が特殊カードで引いたらオープンする「砂嵐」と「盗賊」で、「盗賊」は他のプレイヤーからランダムに1枚奪ってくる効果で、「砂嵐」は手札の半分を市場に捨てなさいという効果なのです。
 これはなかなか強烈ですので、なんとかこれを回避したいわけです。

 ルールが簡単で見えている部分が多いゲームでありながら山札からの引きが非常にゲームを左右させやすい運の要素も強いゲームです。
 ですのでボードゲームにあまりなれてない方でもプレイしやいものとなっていますので、是非プレイしてみてほしいと思います。

追伸
 ひとつ、ひっかかる点をあげるとすれば、タイトルの「考古学カードゲーム」。
 いや、ダメではないのですよ?分かりやすくて良いとも言えると思いますし、別に奇をてらえというのではないのですが、もう少しこうなんとかならなかったのかなぁ、と思ってしまうのですよ(笑)。

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