今日のテーブルゲームは昨日紹介していた40体のゾンビを使うゲーム「逃げゾンビ」です。
ゲームの内容は各プレイヤーがそれぞれ専用ボード上にゾンビを配置して、それに襲われないように対処しつつ、住民カードを引いて街の人をたすけつつ、街カードを引いて街中をさまよいながらゾンビがあふれかえる街から脱出するというものです。
システムとしては自分の前に三段階のレベル付き専用タイルを置いて、3レベルが遠く、1レベルエリアが目の前という設定で、それぞれのエリアにゾンビのミニチュアを配置する事で、どれだけゾンビが接近してきているのかを視覚的に表現してくれます。
そして専用のダイスを振って、その出目によってゾンビを倒したり、仲間を見つけたり、街なかでのイベントが発生したりといった形となります。
ゾンビは無限に出現してくるため、どんどん減らさないと写真のようにあっという間にボードを埋め尽くしていきます。
そしてレベル1に到達したゾンビたちはそのプレイヤーを攻撃してライフを削っていってしまうのです。
でも、アイテムカードの効果や、ダイスで特定の出目をそろえる事で一気にゾンビどもを吹き飛ばすことも可能です。
こんな風に特定のエリアのゾンビ全てを退治して、一時的な休息をとることが出来るのです。
でも、このゲームの素晴らしさはシステム的な部分ではないと思います。
まさにB級ゾンビホラーを体験しているかのような住民や場所カードの内容、さらにプレイヤーの分身となるキャラクター達の設定でしょう。
この日プレイした時も、プレイヤーのYさんがランダムで選択したキャラクターは美人コンテストの女王。
そんな彼女がゾンビが蔓延る街をさまよい、タフガイに助けられ、途中でひろってしまった市議会議員が無茶して窮地におちいるものの拾った火炎瓶で群がるゾンビを撃退して活路を開き、さらに途中で出会ったナースに治療してもらいながら高台に上って銃を撃ちまくって追いすがるゾンビをかわし、さらに助け出した少年が見つけてくれた火炎瓶でゾンビボスを撃退。
ついに街を脱出するという、このプロットだけでアサイラム製作のゾンビ映画が1本とれる勢いでした。
マジメに確率や勝利条件が云々といってプレイするよりも、なりきりゲーム的に「くそっ、こっちの道はダメだ!」「近道を見つけたよ、早く!」などと雰囲気たっぷりのセリフを楽しみ、ボスゾンビを倒すときには「くたばれ化け物」と火炎瓶をなげつけたり「これでとどめだ・・・」と拳銃で打ち抜くといった様式美たっぷりにプレイしたなら盛り上がること請け合いです。
是非、なりきって楽しんでください。
ただしご用心、全員死亡のバッドエンドの可能性もかなりありますので、なめてかかってはいけませんよ・・・。
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