今回のテーブルゲームは同人ゲームでもある「セイブザクィーン」です。
サークル3D6さんの作品で、私のような古い人間にとっては、同人ゲームのコンポーネントの良さに思わず感動してしまいました。
いやぁ、昔は本当に完全に個人の手作業でしか作れなかったので(笑)。
まぁ、現実には作れたのでしょうけど、ネットなんてなかったから手に入る情報自体が口伝(笑)ですし、印刷所もいまみたいに小口での作成なんてしてくれる場所を探すのが大変で、してくれてもものすごく高額だったんです。
さて、ゲームの方は1体1でプレイする2人専用のゲームなのですが、お互いに同じ内容のカード11種類12枚を写真のように平行に対になるように11枚ならべて、1枚をベンチ要員のようにします。
そしてサイコロを2個振って、写真でいえば左から数えて出た目の場所にあるカードの効果が発動するというものです。
勝利条件はお互いに1枚づつある相手の「姫」を裏返したら(「暗殺者」など、効果の発動で裏返す事が出来る)、または3色のトークンを3枚づつ集めたらというものです。
一応「姫」狙いの一発勝負は出来るのですが、基本的に相手がよほど何もしないのでないかぎりまず不可能です(いや、ダイス目によほど恵まれたら可能ですけど)。
ですので勝利条件は必然的に3色のトークンを集める事になるのですが、この時に確実に2色2個を獲得出来るカードがあるので、それを如何に期待値周辺に確保し、相手に確保させないかの攻防になりやすく、さらに相手からトークン2個を奪ってくるカードがあるので、その2枚がキーパーソンではないかと思います。
面白い効果のカードがいくつもあるのですが、上記2枚があまりに支配的な為、その効果を発揮する機会が失われやすいのが残念かな・・・。
とはいえ、非常に良く出来たゲームだと思いますし、プレイ時間もせいぜい15分程度、ダイス運による要素がそれなり以上に高いので、対戦型テーブルゲームがあまり得意ではない方でも出目しだいであがれますし、なにより毎回自分の手番でダイスを振るという行為が出来る為、何やっていいか分からないといった事態にならないのが素晴らしいと思います。
個人的に唯一残念だったのが、キーパーソンである「姫」カードが非常に目立たないつくりになっている事。
もう背景からして派手派手にして、「私は姫なのよ!!」ってくらいが良かったと思うのですよ(笑)。
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