今日のテーブルゲームのある風景は「ハーバー」です。
ファンタジー世界の港町での店舗経営というなかなか珍しい設定で、基本の遊び方ではプレイヤーは全員同じ能力でスタートするのですが、このゲームの本領はランダムに選択された個人能力を駆使しての異世界店舗経営ではないかと思います(笑)。
なかなか味のあるイラストと、ファンタジー世界ならではの登場人物たちが独特の世界観を展開してくれます。
プレイヤーは毎手番、1つだけある自分の駒を場にならんでいる、または自分が建設した、はては他のプレイヤーが建設した建物でもよいのでそこに配置して、そのカードの効果を解決するだけのシンプルなゲームです。
プレイ時間も30分そこそこですので非常に手軽なのですが、なかなかどうしてあつい駆け引きが楽しめますし、いわゆるワーカープレスメントの基本はしっかりと押えて楽しむ事が出来ると思います。
ゲームとしては、プレイヤーは自分の個人ボードに家畜、石、木、魚という4つの素材をいくつ所持しているかのメーターを利用して各チップを配置します。
どの素材も最大で6つまでしか持つことはできません。
さらに建物カードをよくきってプレイ人数に応じて山札から公開します。
これらが自分の駒を置ける場所にもなりますし、購入できるカードでもあります。
そして中央市場ボードにランダムに4つの素材のチップをことなる価値の場所に配置します。
価値には2~5までの4つのマスがあって、それぞれ1つづつ素材チップを配置して、その素材が現在いくらの価値があるかを示しています。
どうじに、その価値と同数の数の素材を用意しないと取引できません。
何を言っているのかというと、例えば家畜の価値が4金貨だとすると、個人ボードの家畜を売れば4金貨になるのですが、売る為には家畜を4つ以上個人ボードのメーターで所持していないといけないという事なのです。
さらにこの中央市場は誰かが素材を売るたびに、その素材の価値は一番下に異動して、順次他の素材の価値が上へと押し上げられるようになっているのです。
手番になったら自分の駒をどこかのカードの上に配置してそのカード効果を使用して、徐々に素材を集めて、必要なだけの金貨が払えるタイミングになったなら素材を売って場のカードを獲得します。
この建物カードをだれかが4枚獲得したならゲームが終了してしまうので、当然建物カードを獲得する為にこのゲームをするのですが、場にある場合には無料でだれもが建物カードの効果を利用できるのですが、プレイヤーのものになると、それを使用する為にはそのカードの所持プレイヤーになんでもよいので素材を払わなければならなくなります。
このゲームでは素材の数をコントロールして資金を得るので、たった1個といえども素材はおろそかにできず、思いのほかこの1個の支払いが重いものになったりするので、カード効果の優秀な建物カードは自分のものにしたいわけです。
一回の手番に自分の駒を1個動かすだけですし、そうそう派手な効果もないのですが、逆にそれがゲームの目的やプレイの見通しをよくしていて、30分そこそこで終わるゲームとしてはなかなか熱い駆け引きと達成感の得られるゲームだと思います。
カードゲームをいくつか楽しまれて、ボードをひろげたゲームも楽しんでみたいな、と思分けている方には特におすすめですし、プレイ時間が短いので、遊びやすいとても良いゲームだと思いますので、是非チャレンジしてみてほしいです。
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