1. HOME >
  2. 店長ブログ >
  3. テーブルゲームのある風景「クランク!拡張深海の財宝」

店長ブログ

テーブルゲームのある風景「クランク!拡張深海の財宝」

FxCam_1621936033021
 今日のテーブルゲームのある風景は「クランク!」の拡張「深海の財宝」です。
 拡張セットなので本体の「クランク!」は必ず必要となります。
 「クランク!」はファンタジー世界を舞台に、プレイヤーはドラゴンの洞窟に潜り込み、奥にある財宝をもって地上へと生還する事を目的として、ゲームボード上を移動するのですが、その方法が各プレイヤー自分の山札が用意されていて、そこからカードを引いて手札として、その手札をプレイして移動したり、新しい強いカードを購入するなどし、山札が尽きたなら捨て札をよくきって再び山札にするという、いわゆる「デッキ構築」と呼ばれるシステムを利用しながらゲームボードと組み合わせるという、いわば「デッキ構築」ゲームの進化型といってよい素晴らしいつくりになっているゲームです。
 今回紹介している「海底の神殿」は人気が出たこの「クランク!」の第一弾拡張で、日本語版も発売されています。
 英語版でよければ他の拡張も出ているので、それらも随時日本語化される事を期待してしまう素晴らしい出来です。
 「海底の財宝」では舞台が海岸になっていて、今度は海底洞窟に挑みます。
 洞窟の深部は水で満たされている為、「息継ぎ」というルールが加わってより行動の制限がかかり、これはつまり脱落の危険が高まる事になっています。
 より価値の高い宝を獲得しつつ、地上へと生還を目指す緊迫感とデッキ構築による各プレイヤーの思惑の違いが入り混じって非常に面白い展開が生まれます。

 ゲームとしては、洞窟探索のルートが描かれているゲームボードの入口の所に各プレイヤー自分の駒を配置して、全員が共通の初期カードセットをうけとって、これを山札とします。
 ひらにゲームボードには財宝チップや途中で入手できるアイテムなどのチップをルールにしたがって配置。
 ゲーム中に購入できる各種カードをルールにしたがって用意して準備完了です。
 プレイヤーは自分の手番がきたなら、手札を「すべてプレイしなければならない」という制限がこのゲームではルール化されています。
 普通のカードゲームならばそれほど大きな問題にならないルールなハズですが、このゲームでは初期カードセットからすでにペナルティカードが入っているので重要な意味をもつのです。
 洞窟を探索する上であまりに大きな物音をたてると、洞窟の主であるドラゴンに見つかり、強力なドラゴンプレスによってプレイヤーはダメージを受けてしまうのです。
 これは、ペナルティカードのプレイによって(強制ですので手札からプレイしないとは言えないのです)、自分の色のキューブを騒音ゾーンに配置し、購入カード列にカードを補充する際に特定のカードに描かれているドラゴンアイコンがめくれたなら、騒音ゾーンにある全プレイヤーのキューブを専用の袋に入れて、その中からランダムに規定の個数のキューブを取り出します。
 この取り出されたキューブがその色のプレイヤーのダメージとしてダメージカウンターに配置されて、このダメージカウンターのキューブが規定の数になるとそのプレイヤーは脱落してしまうのです。
 袋の中には最初から誰もダメージを受けなかったとするキューブも入っているのですが、それはどんどんドラゴンアイコンが捲れる度になくなってゆくのでゲーム後半になってくると袋の中はプレイヤーの色のキューブの数がどんどん多くなって危険度がましてくるという緊張感をうまく表現しているわけです。
 購入カードも強力な効果のカードでは騒音ゾーンにキューブを配置する事を強制する効果がついているなどによって、プレイヤーがリスクを負うほどに強い効果を期待できるようなバランスになっていて、強力な効果ですばやく宝を獲得してさっさと逃げるのか、安全策をとりつつリスクヘッジをして宝を獲得するのか、プレイヤーのデッキ構築のバランスと腕がためされるシステムになっています。
 移動カードがなければ脱出はおぼつかないですし、かといってお金カードをおろそかにすると強い購入カードを獲得できないというような要素に加えて、徘徊するモンスターが設定されていて、武器カードもある程度購入しないと無駄にダメージが増えてしまう可能性が高くなるようになっています。

 ルール自体はゲームボード上で駒を動かしてゆくので感覚的に進行がわかりやすく、カード効果を使用する際には手札をすべて公開しても問題ないため、初心者の方が参加してもとても楽しくプレイ出来ると思いますし、実は脱落してもお楽しみが待っているのです(笑)。
 脱落しても楽しい作りになっているのがまた秀逸な作りだと思います。
 是非プレイして欲しいゲームです。

「魔王の森&テーブルゲーム倶楽部」は四日市の商店街アーケード街の中、三番街で「お洒落しないで普段着で気軽に利用出来るボードゲームサロン」をテーマに、子供から大人まで誰もがボードゲームを楽しんで頂ける場所として営業しております。
Point Blur_20160502_210853 画像
 料金は3時間500円で、以後1時間毎に+100円(ただし800円上限で、それ以上はかかりません)で店内にある約1000タイトル以上のボードゲームをどれでも好きなだけ遊んで頂けます(たまに質問されるのですが、それ以外の追加料金等は一切ありません。より多くの方がボードゲームに親しんで頂けるように価格を安く設定させて頂いております)。
 ボードゲームに興味はあるけどプレイした事がないという方でも、店員が丁寧にどのゲームでもルールや遊び方を説明しますし、グループでこられた場合などでも遊んでみたいゲームの雰囲気やニュアンスを言って頂ければ、プレイ人数や時間などに応じてゲームを紹介、ご案内させて頂きますし、そういった相談も喜んでお受けいたしております。
 もちろん、ご自身のボードゲームを持ち込んで頂いてプレイするのも大歓迎です。
 お一人でもグループでも、是非お気軽にボードゲームを楽しんでいってください!
 また、毎月マーダーミステリー会を開いたり、TRPGのセッションとして場所を提供したりしておりますので、是非ご利用下さい。
 ※ボードゲームについてはあくまでプレイ空間として営業しておりますのでボードゲームの販売はしておりません、販売についてはミニチュアゲームのみとなっておりますので、どうぞご了承下さい。

コメント
name.. :記憶
e-mail..
url..

画像認証
画像認証(表示されている文字列を入力してください):