今日のテーブルゲームのある風景は「この天才科学者が首席になれないとでもいうんですか?」です。
何とも長いタイトルなのですが、箱絵をみるとしっくりくると思うのですが、いわゆるライトノベルズを模倣していて、タイトルも絵柄もそれっぽい雰囲気につくられていて、箱の横にそうした作品をアニメ化した時にいかにもありそうなセリフが多数かかれているといった徹底ぶりで、洒落でそうしてあると理解しながらもあまりにしつこくしてあるので、ちょっと斜に構えて見えてしまうくらいです(笑)。
ゲームとしてはプレイヤーは魔法学院の生徒となって超光学レンズを作成する事で得点をかせいでゆくのですが、個人ボードが用意されていて、それもまたキャラクター仕様になっていて、何故か非常に幼くしか見えない女性しか在籍していないかのような仕様になっていたりします(笑)。
男性生徒がいても良いと思うのですが、そのあたりのジェンダー問題はどうなっているのでしょうね(笑)。
個人ボードには成長ツリーがあって、それは各キャラクターによってかなり異なります。
プレイに大きく影響を与えるほど違ううえに、使いやすい使いにくいが明確に分かれるほど差があるので、キャラクターはランダムに選択する事を強い推奨したいです。
ゲームとしてはアクションポイントを毎ラウンド各プレイヤーは獲得して、それを自分の手番毎に支払う形で手番を行います。
基本的には素材を獲得する、レンズ作成手順となるカードを獲得す、カードを複数毎組み合わせてレンズを創る、作成済レンズを使用するという4種類のアクションから1つを選択する事になります。
アクションには基本的にワーカー1つと1ポイント以上のアクションポイントが必要なのですが、一部のアクションではワーカーが必要ない、またはアクションポイントを消費しないというものがあり、その支払いのバランス感覚もプレイの一環となっています。
とはいえ、ゲームの大筋としては4つのいずれかのアクションの派生で、それらをサポートするフリーアクションや個人ボードの成長ルールなので、そこまで難しいゲームではありません。
カードゲームなどを何種類か楽しんで、ボードを広げるゲームをやってみたいという方にはちょうど良いのではないでしょうか。
イラストも非常にかわいらしいので、そうしたイラストを求める方だと、より簡単なボードゲームでも難しい、疲れたという意見でも突然分かりやすい!面白い!などと手のひら返しが極端だったりするので、ますますちょうど良いかもしれません(笑)。
イラストや駒の趣味についてはプレイのモチベーションをあげると私は思っているので、そうした意見があるのは当然だと思います。
ただ、他のプレイヤーのレンズを使用出来るルールや、レンズを作成する際に支払いと獲得のそれぞれのコストをカードを複数枚組み合わせて決定するので、必要以上に長考するプレイヤーだとプレイ時間が「ダレて」しまうほど長引いてしまう可能性が強くて、プレイヤーさんを相当選ぶゲームではあると思います。
案外二人プレイがべストかもしれません。
いずれにせよ、好みが合えばパズルチックで非常に面白いゲームでしたので、是非プレイしてみてほしいゲームです。
「魔王の森&テーブルゲーム倶楽部」は四日市の商店街アーケード街の中、三番街で「お洒落しないで普段着で気軽に利用出来るボードゲームサロン」をテーマに、子供から大人まで誰もがボードゲームを楽しんで頂ける場所として営業しております。
料金は3時間500円で、以後1時間毎に+100円(ただし800円上限で、それ以上はかかりません)で店内にある約1000タイトル以上のボードゲームをどれでも好きなだけ遊んで頂けます(たまに質問されるのですが、それ以外の追加料金等は一切ありません。より多くの方がボードゲームに親しんで頂けるように価格を安く設定させて頂いております)。
ボードゲームに興味はあるけどプレイした事がないという方でも、店員が丁寧にどのゲームでもルールや遊び方を説明しますし、グループでこられた場合などでも遊んでみたいゲームの雰囲気やニュアンスを言って頂ければ、プレイ人数や時間などに応じてゲームを紹介、ご案内させて頂きますし、そういった相談も喜んでお受けいたしております。
もちろん、ご自身のボードゲームを持ち込んで頂いてプレイするのも大歓迎です。
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※ボードゲームについてはあくまでプレイ空間として営業しておりますのでボードゲームの販売はしておりません、販売についてはミニチュアゲームのみとなっておりますので、どうぞご了承下さい。
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