今日のテーブルゲームのある風景は「アマルフィ」です。
個人の方が作成したいわゆる同人ゲームなのですが、作成した方と販売元となる個人商店様が別というスタイルで、さまざまな形でボードゲームが販売流通してゆくのは今後にとても良い効果となると思ってわくわくしてしまいます。
ゲームの背景の方はルネッサンス時代頃の地中海を舞台にプレイヤーは大商人となって複数の船を駆使して貿易を行い、みずからの地位向上と商売の拡大をめざしてゆくテーマとなっています。
ゲームのプレイについてはプレイヤーは個人ボード受け取り、植民地駒と船駒を所定のマス目に配置します。
そして、中央部分に使用できる船駒を配置しておき、植民地駒のマスの並びに食糧を示す駒を1つ配置します。
メインボードにはラウンド毎の目標カード、勝利点を確保する契約カード、アクションの種類を増やす海図カードを並べ、メインボードの下側の所定の位置に人物カードを並べます。
並べたカードは基本的には購入したなら全体を右側にずらして場所をうめて、あいた一番左の場所に山札からカードを補充する事になります。
そして、メインボードの上半分は基本となるアクションマスがいくつも用意されています。
さて、ゲーム開始までに用意するカードの種類や枚数などにくらべて、ゲームが始まってからのプレイは非常にシンプルにまとまっていて、自分の船駒をメインボードのアクションマスに配置してその効果を実行するだけです。
基本的には食料を払って、個人ボード上部にある香辛料、絵画、麦、宝石などのマスに、自分の船を配置する事になります。
配置した船を個人ボード中央にもどす事で、その商材の支払いをする事が出来るといった形になっています。
支払いは何のためにするのかといえば、手札の人物カードのプレイ、または契約カードや海図カードの獲得のために行います。
海図カードは自分専用のアクションを増やしつつ、わずかですが点数を得られます。
契約カードはゲーム中ほぼ効果はないのですが(獲得時にすこしだけ恩恵があります)、ゲーム終了時にメインの得点源たりえるのは契約カードでしょう。
人物カードは得点はまったく得られないのですが、ゲーム中有利な効果を自分だけ受けれたり、プレイ時のみであるものの、各種商材を効率よく獲得出来たりなどプレイ中に必要な部分を補うものとなっています。
そしてもちろん、最初に自分のボード上のマスに配置した追加の船駒を使用出来るようにす事ももちろんできます。
船駒はアクションマスに配置するワーカーであるとともに、自分の商材の数を管理するマーカーでもあるので、より多く使用できる方がプレイ自体もダイナミックに行う事ができます。
とくに高い得点の契約カードのコストにいたってはかなりの船駒を必要とするので船駒の増加は大切といえると思います。
こうして交互に手番を行い、どたらもアクションが出来なくなくなったらラウンド終了となり、これを4ラウンド繰り返して点数を競います。
プレイしやすさがかなり意識されているように感じる出来上がりになっていて、手番に様々な選択肢があるわりには煩雑になっていないのは素晴らしい出来栄えだと思いました。
プレイ自体も過度なストレスもなくサクサクとプレイできるので、ボードゲームになれていない方同士でもプレイ出来るでしょうし、選択肢が多めなのでボードゲームになれている方にも大いに楽しんでいただけるのではないかと思います。
とてもおすすめのボードゲームなので、是非プレイしてみてほしいと思います。
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