今日のテーブルゲームのある風景は「マフィオズー」です。
プレイヤーはギャングの構成員になるべく街中の様々な有力なギャングメンバーにワイロを渡して、街での勢力をひろげてボスに認めてもらう事を目的とします。
登場するギャングメンバーたちが全員動物を擬人化していて(ボスはアザラシなのですが、愛人がヒョウだったりします)中々趣のあるイラストになっているのも楽しめます。
ゲームとしては各プレイヤーは毎ラウンド5枚の手札が配られて、それを自分の手番にプレイするとともに、そのカードに示されているギャングメンバーから最大3つ先のギャングメンバーまでワイロトークン(宝石の形をしています)を配る事が出来ます。
メインボードは二つのエリアに分かれていて、このワイロを渡す為のルートエリアとも言うべき半分と、ワイロを渡す事で入手できる各種アイテムトークンを支払って街の各エリアに勢力を示す自分の駒を置くマップエリアとなります。
ルートエリアの方は12人のギャングの有力構成員でそれぞれルートでつながっていて、プレイヤーはワイロトークン3個を自分の手番にプレイしたカードに描いてあるギャングメンバーからそのルートにしたがって最低1個づつ置いてゆきます。
この時最低1個なので、最初のギャングメンバーのマス(つまりプレイしたカードに描かれているギャングメンバーのマス)に3個全部置いてもかまわないし、そこに2個置いてルートをたどった次のギャングメンバーに最後の1個を置いてもかまいません。
いずれにせよ、各プレイヤーは自分の手番がくる度にカードをプレイしてワイロトークンを配置するか、または手札を裏のまま捨ててストックにある自分のワイロトークンを3個までを手元に回収するかの二択となります。
これをプレイヤーの手札が残り1枚になるまで行います。
面白いのは、手札を増やすギャングメンバーや都市効果があるのですが、手札が残り1枚になったプレイヤーからラウンドを抜けてゆくシステムになっているので、手札が多いと後手番をとる事が可能になってくるのです。
全員がラウンドから抜けたなら12人のギャングメンバーのマスそれぞれについて一番ワイロトークンを配置しているプレイヤーが商品トークンの特典を得られて、それによって次のフェイズでの行動が可能になるので、後手番の方が有利になりやすいわけです。
ですのでスタートプレイヤーはやや不利になるわけなのですが、この手札の枚数による手番順の事実上の逆転現象を生み出し得るのが面白い部分だと思います。
さて、全員がラウンドから抜けたなら、次にマップエリアに示されている各都市区画にはそこを自分のひいきにする為に必要とする商品トークンの種類と数がしめされているので、それらを支払って(これはルートエリアの特典として得られます)その都市区画に自分の影響力駒を配置する事が出来ます。
これによって次のラウンドから収入が増えたり、特殊な配置方法が利用できたりといった形で自分のプレイを強化してゆく事が出来るとともに、勝利点も獲得出来ます。
文章にすると難しく感じるかもしれませんが、プレイ手順としては非常に整理されていて直感的な部分で分かり易いのでとても率直にプレイ出来ます。
ボードゲームにちょっとなれてきて、駆け引きをして、ボードやコマをしっかり使ってみたいといった時に是非プレイしてほしいお勧めのゲームです。
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