今日のテーブルゲームのある風景は「ウェザーリポート」です。
このゲームはいわゆる同人ゲームでメーカーさんではない、個人またはサークルさんが情熱を傾けて作成したゲームというカテゴライズに入るものなわけですが、ここ数年で一気にボードゲームというジャンルが拡大した事もあり、同人ゲームについても昔の同人誌同様、あっというまに市販品にまさるとも劣らない外装な内装になってきました。
はるか昔になりますが、同人誌といえば個人が必死にコピーして背表紙を糊付けするなどしていたものが、ある一定の規模を超えたとたんに一気に印刷所が作成する市販品そのもの、それどころか上質な豪華版ともいえる外装があふれかえる形になっていったのに良くにていると思います。
とはいえ、豪華な見た目にともなう内容かという部分についてはさらなる過渡期を必要としたわけですが、すくなくともボードゲームの同人ゲームについてはいままさにそうした一定の規模を超えた直後という段階ではないかと感じています。
とはいえ、もともとが非常に小さな規模だったものからの倍率ですので、諸外国の市場規模から考えたらまでまでちいさな規模ですので、ここからどれだけ良い作品が生まれる環境が育って、プレイを楽しむユーザーさん達がどこまでボードゲームを流行りものとして消費するのではなく、皆で楽しむ文化として受け入れて育てて下さるのかの過渡期になっていくのではないかと思います。
話がそれでしまいましたが、この「ウェザーリポート」はそうした昨今生まれの同人ゲームで(強引に話をもどします(笑))、プレイヤーは呪術師となって以来された天気をなんとかして呼び寄せようと奮闘します。
ゲームとしてはプレイヤー人数によって決まっている期日までの間手番では最初に配られた手札をプレイしてゆく事になります。
天気のイラストが描かれた天候カードを6枚づつ配られます。
そして自分がしたい天気、晴れ、曇り、雨、雪の四択あるのですが、手札から選んで自分の前に伏せてゲームスタートとなります。
手番がきたプレイヤーは自分の手札からカードを1枚、三か所ある儀式ゾーンのいずれかの場所に天気カードをプレイし、カードに表記してある1~3の数字分だけ日にちマーカーを進めます。
または、手札を全てすてて、もともと持っていた枚数より1枚少ない枚数を山札から引いてきて、日にちマーカーを1だけ進める、という二つの選択肢のうちどちらか1つを実行します。
パスは出来ないので、各プレイヤーの手番がきたなら、どちらの選択肢を選ぶにせよ、必ず手札は1枚少なくなりますし、日にちマーカーは1日以上は進む事になるわけです。
これを繰り返していって、最初に指定された期日に日にちマーカーが到達するか、手札が使い切られたならばラウンドが終了して、山札の天候カードを1枚だけ表にします。
そのカードに表記されている数字の番号の儀式ゾーンの天候が今回最終的な天候となり、最初に伏せた手札を全員が表にして、あたっていたかどうかで勝敗が決まります。
最後に三か所ある儀式ゾーンのどれが採用されるか分からないため、運の要素が高いのは確かなのですが、山札の上のカードをコントロールする手段も用意されていて、それを利用してある程度までは絞り込む事も出来るようになっています。
基本的には軽くみんなで楽しむタイプのゲームだと思います。
ルールもシンプルにまとめられている為、あまりゲームになれていない方でも十分楽しんでプレイする事が出来ると思いますので、是非プレイしてみてほしいと思います。
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※ボードゲームについてはあくまでボードゲームカフェとして営業しておりますのでボードゲームの販売はしておりません、販売についてはミニチュアゲームのみとなっておりますので、どうぞご了承下さい。
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