今日のテーブルゲームのある風景は「オーディンの祝祭」の拡張セットである「ノース人」です。
もちろん「ノース人」だけではプレイ出来ないので、「オーディンの祝祭」に混ぜたり一部取り替えたりする追加セットという位置づけです。
大きく変わった点としてはまずなによりも「オーディンの祝祭」のゲームとしての根幹であるメインボードです。
「オーディンの祝祭」では各プレイヤーは手番がくる毎に自分の人材コマをメインボードの所定の場所に所定の人数(1~4駒)配置して、その場所によって指定されている効果を発揮する事によってゲームは進行してゆきます。
そのメインボードのアクションの効果が種類が微妙に変化しただけでなく、プレイ人数に応じて大幅に変更されるようになっているのです。
これによって従来あった他のプレイヤーとのやりとりの薄さが大きく変わる事になって、これまでは互いにある程度の干渉があり、ここぞという一瞬の交差で差をつける感じだったのが、他のプレイヤーとの衝突頻度があがるように調整されています。
さらにそのプレイヤーがラウンドから抜ける事を条件として配置できるアクションマスが新規に増設されていて、本来のアクシヨンマスの効果よりもかなり強力にせっていされています。
これによって状来よりも早くラウンドから抜ける利点も出てくるようになりました。
それが大きな変更点ですが、それ以外に家畜として登場していた「羊」「牛」以外に「馬」や「ブタ」が登場して、点数効率としては従来よりも高い設定になっています(その代わり牛乳や羊毛といった副次的な効果にとぼしいです)。
さらに移民効果には利用出来なかった「捕鯨船」が移民効果に利用出来るように変更されていたりと中々自由度がましているように感じました。
そして「オーディンの祝祭」において利用すべき「島」の種類も変更されて、従来のものと交換で新しい島が導入されています。
どの効果や要素も痒いところに手が届いている感がつよくて、とても良い拡張セットだと思うのですが、ひとつだけ欠点といわざる得ないのがカードの効果です。
追加カードはないのですが、メインボードのアクションの内容が変わってしまった事と、プレイ人数によって内容が変更されていってしまう事から、カードによってはそもそもカードに指定されたアクションが「存在しない」という事があって、本来であれば二択のはずのカードが一択になってしまい、ただでさえカードの引きによる差がゲームに強く影響しやすいのに、それに大きく拍車がかかってしまったように感じる点です。
実際にはカードをプレイする変わるに職業カードを捨てて得点化出来るというシステムが新創設されて、カードが手札で腐ってしまって引き運に左右されすぎるという部分が大きく改善されていると思います。
ただ、そういった点を考慮してもなお、良い部分があふれんばかりの拡張セットなので、「オーディンの祝祭」をプレイした事があるかたは是非プレイしてみてほしい良いゲームです。
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