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テーブルゲームのある風景「MOW」

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 今日のテーブルゲームのある風景は「MOW」です。
 プレイヤーは牧場主となって放牧している牛を管理しているのですが、牛には蠅がたかってしまっている牛もまじってしまっているのです。
 自分の牛舎に蠅がたかっていない牛をちゃんとつれてかえってこれるかどうかという設定なのですが、蠅がたかっている牛ってどんなんだろう?とちょっと考えてしまう部分もある背景です(笑)。

 ゲームとしては、カードゲームでまず山札をよくきって各プレイヤーに6枚づつくばります。
 カードには牛とともに0~16のいずれかの数字が描かれていて、プレイヤーは自分の手番がきたなら、場に一列にならんでいるカード列の前側か後ろ側に手札からカードを1枚プレイしなければいけません。
 前側にだす場合にはその列の先頭のカードよりも小さい数字、後ろ側に出す場合には列の最後尾のカードよりも大きい数字をプレイしなければならず、それが出来ない場合は列のすべてのカードを引き取って自分の手元に伏せて置き(手札にはまぜません)、自分の手札から1枚を場に出す事で、そこから列が再びつくられてゆく事になります。
 そして、手番の最後に山札からカードを1枚引きます。
 ですので、プレイ中は常に手番終了時には手札は6枚になっているわけです。
 山札がなくなり、その後場の列をだれかが引き取ったならば、その瞬間にゲームは終了します。
 引き取った(大抵の場合には引き取らされた)カードを見て、イラストの中の蠅の数をかぞえます。
 その蠅の数がそのままマイナス点になるわけです。
 もちろんマイナスがもっとも少ないプレイヤーが勝者となります(このゲームでは「0」点が最高点です)。
 特殊なカードも何枚かあり、手番順を逆まわりにしてみたり、すでに作られている列の間に割り込むようにして場に出せたり、他のカードの上に配置出来てしまったりといったカードで、ここぞという時につかうと予想が大幅にズレる為に強力です。
 ゲームのルールは非常にシンプルで、それでいて考えどころもちゃんとあるゲームですのでボードゲームにあまりなれてないプレイヤーでも楽しめるゲームだと思います。
 いかにして自分ではなく他のプレイヤーに列をひきとらせるかを良く考えてプレイしてみて下さい。

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