今日のテーブルゲームのある風景は「ノーリア」です。
プレイヤーは架空の空中都市ノーリアにおいて栄誉を得る為に議会に認められ、太守を浮島に派遣して様々な工芸品作成の工場を建てるとともに資源回収用の飛空艇を確保してゆく事になります。
ファンタジー的な要素あふれる世界観の中で、三重円によるギアシステムを駆使してプレイしてゆくボードゲームで、アートワークや様々なギミックが非常に美しいゲームとなっています。
ゲームのプレイとしては、個人ボードとして三重円の歯車のようなボードに6種類のアクションチップを配置して、自分の手番では手前側半円の中にあるアクションチップ3つまでを選んでアクションを実行する事になります。
一見煩雑なゲームにみえますが、逆に言えば手番にプレイするのは6つのアクションのいずれかを最大3つまで行っているだけですので、そこさえ押さえておけばプレイは非常にスムースになります。
アクションが6種類といっても、その内3つは単純に3種類ある資源を獲得するアクションですので、特徴的なのは残りの3種類のみという事になります。
1つは得点獲得の唯一の手段である議会での地位レベルを上げるもので、これを行なう為に資源、または工芸品が必要となります。
2つ目は資源、工芸品の獲得手段である浮島へ太守を派遣するアクションで、工芸品獲得の為に工場を建築する事で、唯一の得点源である議会の開催を促進する為の政治アクションで必要な知識トークンも手に入れる事が出来ます。
3番目は自分の歯車ボード上のアクションチップを強化するもので、これによって3アクションしか出来なかったものが5アクションまで出来るようになれます。
これら6種類のアクションの中から自分の手前半円に来ているアクションチップの中から選択する形で3つのチップを選び、実行する事になるわけです。
アクションを行なった後で政治アクションのフェイズがあり、そこで知識トークンを支払って自分の地位が高い議会での会議を開催してさらに発言権を高め(得点を獲得する)てゆく事になります。
そして手番終了時に手元の歯車を各段ともに1目盛りづつ動かして終了します。
これによって次の自分の手番で選べるアクションが変化する事になるわけです。
ゲームは始まってしまえばそれほど難しい事はなく、テンポよく進める事が出来ると思うのですが、とくにかくチップやトークンの数が多く、ゲーム開始時のセッティングが煩雑で面倒になってしまっているのが残念なゲームと言わざるえないと思います。
また、実は運の要素がほとんどないため、徹底してつめ将棋的にプレイする事が出来て、その場合非常に重いゲーム展開になる上、最後のターンをまたずに「手ありません」的な状態になってしまう事がありえます。
とはいえ、とても雰囲気の良いゲームなので、一度プレイしてみてほしいゲームといえます。
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