今日のテーブルゲームのある風景は「サンチアゴ」です。
プレイヤーはオアシスより水を引いて、自分の作物を大地に植えて、同じ作物を並べる事で効率化してゆくのですが、すぐ隣には他人が同じ作物を植えて利益を得ようとすると、そもそも水路を自分の畑にひいてくる為には水路管理人に十分なワイロを払う必要が出てきます。
その兼ね合いをみつつ、時には協力し、ここぞという時に相手を出し抜く機微が求められます。
ゲームとしては各プレイヤーは自分の色の労働者駒をすべて手元に持ち、提案用の自分の色の水路バー、そして1本だけ水路バー、そして初期の所持金をもちます。
他の水路バーはまとめて置いておき、碁盤の目のようになっているゲームボードの上の中央付近にオアシス駒を配置します。
そして5種類の作物タイルを裏向きにしてよく混ぜて、プレイ人数に応じた規定の枚数の山札を複数つくります。
ゲームが始まったなら、毎ターン開始に作物タイルを規定枚数表にして並べてから、スタートプレイヤーから順番にその作物タイルを取る順番を決める為に自分の資金を宣言して、この段階で宣言した資金を自分の前に出します。
この宣言については前のプレイヤーの誰とも金額が一致しないように宣言しなければならないのですが、通常の競りのようなものと違い、前のプレイヤーよりも低い金額を宣言する事も出来ますしもちろんパスをする事も出来ます。
全員が一回づつ宣言したなら、宣言した金額のもっとも大きいプレイヤーから順番に前に出したお金を支払いつつ、好きな作物タイルを獲得してそのままボード上に配置します。
この時に作物タイルごとに指定されている1~2個の自分の色の労働者駒をその上に配置します。
宣言した金額がもっとも低いプレイヤーが一番最後に作物タイルを取るわけですが、そのプレイヤーがこのラウンドの水路管理人となり、オアシスから続く水路バーをどの方向に配置するかの決定権をもっています。
全員が作物タイルを配置したなら水路管理人がどこに水路バーを配置するかを各プレイヤーが自分の資金から報奨金を提示して誘致します。
他のプレイヤーが誘致した場所に自分も誘致したい場合には自分の資金を報奨金に足す事も出来ます。
もちろんパスする事も出来ます。
こうして水路管理人以外の全てのプレイヤーが誘致したなら、水路管理人は報奨金をもらってその場所に水路バーを配置するか、報奨金の最高金額+1金を自分が支払って好きな場所に配置するのかを決める事が出来ます。
こうして水路がきまったら、水路に辺がめんしていない作物タイルは砂漠化してしまいます。
その為、誰もが自分の作物タイルを守る為に水路をひいてくる、もしくは引いてもらわなければならないのです。
非常にシンプルなルールのゲームですが、この作物タイルと水路バーという二つの要素が非常に面白いかけひきを生み出してくれます。
資金をどこまで支払うのか、そして他のプレイヤーの思惑にどこまでのるのかといった部分を大いに楽しめると思いますので、是非プレイしてみて下さい。
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