今日のテーブルゲームのある風景は「袋の中の猫フィロー」です。
プレイヤーは袋の中に隠れているネコ達についてマウスコインを使って競り落としてゆくのですが、気を付けないとネコ達を追い払う凶暴なイヌや、素行の悪いネコ、さらには価値がない(何故価値がないのか分からないのですが(笑))ウサギなども混じっているのです。
見事素敵ネコ達を獲得出来るのかは、プレイヤーの洞察力にかかっているのです。
ゲームとしてはプレイヤーは全員同じセットのカードを受け取ります。
カードセットとしては得点を得られるネコ達と、ネコを追い払うイヌ、マイナス点のネコと、そのマイナス点のネコだけを追い払うイヌ、そして0点のウサギです。
カードセットを受け取った各プレイヤーはランダムに1枚のカードを抜きだして横にのけて置きます。
このカードはゲームでは使えなくなったカードとなり、これによって各プレイヤーのカードセットに差が出てきます。
さて、中央の場にはネコ達(およびその他)が入る袋の絵柄のカードがならべられていて、そこに規定の枚数のコインが配置されます。
ゲームが開始されたならスタートプレイヤーから順番にカードを1枚だけ伏せて、袋絵柄のカードの下に順番に配置してゆきます。
そして、スタートプレイヤーのカードをめくったらラウンド開始です。
手番がまわってきたプレイヤーは自分の手持ちのコインを好きな枚数自分の前に出すかパスをするかのいずれかを選択します。
パスをする場合は袋絵柄のカードの上に配置してあるコインを少ない順にとって、以後このラウンドでは何も出来なくなります(ラウンドから抜けると言うと伝わりますでしょうか)。
少ない順にコインは取られていくので、より後からパスしたプレイヤーほど多くのコインが得られる事になります。
そして、パスをした場合さらにスタートプレイヤーが表返しにしたカードの隣のカードを表返しにします(かならずしも自分のカードではありません)。
コインを出す場合には、自分がコインを出す最初のプレイヤーでない限り、かならず前にコインを出したプレイヤーのコイン数より1コインでも良いので多く出さなければいけません。
それが出来ない、またはしたくない場合はパスをしなければなりません。
これを繰り返していって、一人を除いた全てのプレイヤーがパスをしたならラウンドが終了して、一人残ったプレイヤーは自分の前に出したコインを中央のコイン置場に支払って、場にだしてあるカードを全て表返しにしてすべてのカードを受け取って自分の前に並べます(手札にはいれません)。
この受け取ったカードが得点になるのですが、マイナスのネコがいた場合も受け取らなければならず、高得点のネコがいても、もしも追い払うイヌが出ていたならネコは取り除かれて(誰のものにもなりません)何も得られなくなってしまうのです。
こうして手札全てをつかいきったならは、それまで獲得していたカードの得点を合計して、もっとも大きい点をとったプレイヤーの価値となります。
いわゆる競りゲームなのですが、非常にルールがすっきりしていて、ボードゲームをプレイした事のないプレイヤーでも十分楽しむ事が出来るようになっているとても良いゲームです。
それでいて、うまいプレイヤーがまじると上手にカードのプレイをコントロールしつつ、それでも初心者の予想外のプレイに足元をすくわれるなどといった事がおきる為、そうしたプレイヤー経験に差があっても楽しめるゲームとなっています。
非常にお勧めのゲームですので、是非プレイしてみて欲しいと思います。
「魔王の森&テーブルゲーム倶楽部」は四日市の商店街アーケード街の中、三番街で「お洒落しないで普段着で気軽に利用出来るボードゲームサロン」をテーマに、子供から大人まで誰もがボードゲームを楽しんで頂ける場所として営業しております。
お一人様一日500円で、店内にある約550タイトルのボードゲームをどれでも好きなだけ遊んで頂けます(たまに質問されるのですが、追加料金等は一切ありません。より多くの方がボードゲームに親しんで頂けるように価格を安く設定させて頂いております)。
ボードゲームに興味はあるけどプレイした事がないという方でも、店員が丁寧にどのゲームでもルールや遊び方を説明しますし、グループでこられた場合などでも遊んでみたいゲームの雰囲気やニュアンスを言って頂ければ、プレイ人数や時間などに応じてゲームを紹介、ご案内させて頂きますし、そういった相談も喜んでお受けいたしております。
もちろん、ご自身のボードゲームを持ち込んで頂いてプレイするのも大歓迎です。
お一人でもグループでも、是非お気軽にボードゲームを楽しんでいってください!
※ボードゲームについてはあくまでボードゲームカフェとして営業しておりますのでボードゲームの販売はしておりません、販売についてはミニチュアゲームのみとなっておりますので、どうぞご了承下さい。
| 06:39
前の記事
2018年01月27日
次の記事
2018年02月02日
コメント