今日のテーブルゲームのある風景は「上へ下へ」です。
プレイヤーは故郷を戦火によって追われた一族の長となって、新たな新天地を目指してやってきた土地で家を建て村をつくり、その地下に発見した強大な洞窟(というかもうダンジョン)の探索をする事で様々な収穫を手に入れて、資金を得てさらに村を大きくしてゆく事を目的とします。
ゲームとしてはプレイヤーは自分の一族である人物タイルを使って、「家の建築」「人材登用」「地下洞窟の探検」「素材の収穫」「簡易作業」の5つのアクションを実行してゆき、人物タイルには建築スキルや登用スキルがアイコンによってきまっており、それがないとそのアクションに割り振る事が出来ません。
基本的には建築された家によるポイントと収穫された素材の種類によって得られるポイントによって得点が決まるのですが、このゲームの真髄は実はそこにはありません。
地下洞窟探検こそがこのゲームの楽しみの真髄であり、実際ルールもコンポーネントも大幅にそこにさかれています。
実は人物タイルにはダイス目とランタンアイコンが描かれているのですが、それが洞窟探検において使用される部分で、2人以上のチームでのみ洞窟探検アクションは実行でき、実行したなら洞窟カードを引いてさらに6面体を1個振ります。
洞窟カードには出目に応じた番号が描かれており、他のプレイヤーは専用プックレットを開いてその番号の内容を読み上げるのです。
道にまよったり、魚人に出会ったり、商人と遭遇したりといった様々な事件の説明が簡潔に説明され、2つの選択肢と、それに必要なランタンアイコンの数が指定されます。
そして、選択肢の結果については当人には明かされない状態でプレイヤーは選択しなければならないのです。
人物タイルに描かれているダイス目は6面体をふって、その出目以上が出たならは表記されているランタンアイコンの数が得られる事を意味しており、パーティメンバー全員それぞれの為に1個づつダイスを振り、得られたランタンアイコンの数を合計して、選んだ選択肢へのチャレンジに成功したかどうかを判定します。
話しかけるのか逃げるのか、戦うのか説得するのか、飛び込むのか引き返すのか、様々な選択肢とチャレンジする時の目標ランタン数が示されています。
そして、判定がおわったなら、ブックレットを持っているプレイヤーはその結果を読み上げるのです。
この冒険こそがこの「上へ下へ」の醍醐味であり魅力だと思います。
もちろん対戦ゲームである以上勝ち負けが決まるのですが、こうした状況を想像して冒険している仲間をイメージして楽しめるかどうかが、このゲームの評価に大きく影響するゲームだと思います。
ストーリー性を楽しんで、自分の一族の冒険を体験する想像力がある方は本当にこのゲームを楽しんで何度もプレイしたくなる事と思います。
是非、そうした方にプレイして欲しい素晴らしいゲームです。
【年末年始の営業のご案内】
魔王の森の年末年始の営業時間は以下のようになっております。
大晦日のカウントダウンパーティや年始の初売りなど、是非ご参加下さい!
12月30日:通常営業(14時半~22時)
31日:15時~25時
この日はカウントダウンパーティで、飲食持ち込み自由という形で営業させて頂きます(お酒やおつまみなども大歓迎ですが、節度をもってお願い致します)。 カウントダウンを店内で行い、そのまま諏訪神社へ初詣して、帰ってきてから新年初ゲームを楽しんで頂けます。
もちろん顔出しだけでも大歓迎です。是非参加して下さい!
1月 1日:お休み
2日:お休み
3日:12時~20時
新年初売りで、店内商品の割引きセールなどもさせて頂きます。
是非お立ち寄りください!
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