今日のテーブルゲームのある風景は「パンデミック・イベリア」です。
ボードゲームの種類としていわゆる協力ゲームと呼ばれるものがあり、プレイヤー同士が対戦するのではなく、ゲームに参加しているプレイヤーは全員仲間で、ゲームが提示する難題をクリアする事を目的とするゲームタイプの事をいいます。
この「パンデミック・イベリア」もそうした協力ゲームの1つで、協力ゲームとして「パンデミック」というボードゲームとしては有名な作品があるのですが、それのバリエーションゲームです。
プレイヤーは近代のイベリア半島で発生した伝染病を駆逐すべく奮闘する事になり、爆発的な感染拡大によって手に負えなくなるまえに4種類の伝染病に有効な対策をうたなくてはなりません。
ゲームとしては各プレイヤーは役職カードが最初に配られて、それぞれ特殊な行動やちょっとしたボーナスが得られるようになります。
そして都市の名前が書かれた都市カードの山札を良くきって、規定の枚数になるまで1枚づつオープンにしながら引いて捨て札置場においていくのですが、この時オープンにされた都市カードの都市の場所に細菌を表す色のキューブを配置してゆきます。
ゲーム中通して、一つの都市に同色のキューブ3個配置されたならばそれは感染拡大を発生させ、その都市から道がつながっている周囲すべての都市に同色のキューブを追加で配置しなければなりませんし、その周囲の都市でも同色のキューブが3個配置されたなら・・・とどんどん連鎖してしまいます。
さらにこうした感染拡大がおきるたびにボード上にあるメーターを1目盛りづつすすめなければならず、それが終点までたどりついてしまったならプレイヤーの敗北となってしまいます。
さて、ゲームがはじまったならプレイヤーは自分の手番で規定の数のアクション数を実行する事が出来て、このアクションには「別の都市への移動(道や鉄道、海路など様々な手段があります)」「現在の都市の治療(キューブを1つ減らせます)」「診療所の建設(ワクチン作成に必要です)」「ワクチン作成(勝利条件となります)」など様々なものがあります。
そして、手番終了時には都市山札から規定の枚数めくらなければならず、めくった都市に細菌キューブを配置してゆかなければならないのです。
各プレイヤーは自分の役職カードによって得られるボーナスを出来る限りいかしながらイベリア半島のあちこちを移動しながら治療しつつサンプルを集め、診療所で治療薬を完成させなければなりません。
そうしてある間にも病気はどんどん蔓延してゆきますのでプレイヤー間で役割分担して対処しなければクリアする事はかないません。
最善をつくしてなお天命をまつ瞬間がある絶妙のバランスですので、是非チャレンジしてほしいと思います。
【今週末8日のイベントのご案内】
今週末の10月8日の日曜日は「魔王の森・ゲームデイ」としてシェトワ白揚文具館二階Aホールでミニチュアゲームとボードゲームのイベントを開催致します。
時間は13時から20時までで途中の出入りは自由です。
会場費として500円をお願いしておりますが、お車でお越しの場合はシェトワ白揚書籍館の方の駐車場におとめ頂いて駐車券をお持ちくだされば一日無料に出来ます。
「テーブルゲーム倶楽部」とも同時開催となりますので、ボードゲームのフリープレイも卓をご用意しておりますので自由に遊んで頂けます。
当日は「クトゥルフウォーズ」「ビレッジ・オブ・ヴァレリア」「ポートロイヤル」「エンペラーズチョイス」「ドラゴンと羊」「ベガス」「イムホテップ」「街コロ」「パレード」「十二季節の魔法使い」「エルドラド」「ヴィティカルチャー」などをお店より持っていきますが、持ち込みももちろん大歓迎です。
また、事前にご連絡頂ければ当店リストのゲームであればよろこんでご用意しますし、ボードゲームをプレイした事のない初心者の方でも、よりプレイしやすいゲームをご案内して丁寧にルールを説明しますのでお気軽に参加して下さい。
ミニチュアゲームはウォーハンマー40000やエイジ・オブ・シグマーのフリープレイが中心で、ウォーハンマー40000は基本ルールの全面改訂によって、より気軽にゲームをプレイ出来るようになりました。
イベントでは新ルールにおける注意点やアーミーの組み方やルールなどの質問も受け付けておりますので、どうぞお気軽にお声掛けして下さい。
もちろん、テレインを配置した戦場をご用意しておりますので自由にプレイして頂けますし、体験プレイも随時受け付けております(事前にメールやここへの書き込みで十分ですのでご連絡頂けますとよりスムースに体験プレイをして頂けますので、どうぞよろしくお願い致します)。
皆様のご来場をこころからお待ちしております。
| 05:28
前の記事
2017年09月30日
次の記事
2017年10月06日
コメント