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テーブルゲームのある風景「エイジ・オブ・ヴァンダル:大破壊時代」

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 今日のテーブルゲームのある風景は「エイジ・オブ・ヴァンダル:大破壊時代」です。

 「エイジ・オブ・~」は同じデザイナーさんからすでに何作も出ていて、すべてルールも趣旨も違う作品群なのですが、魔王の森ではかなり人気のあるシリーズとなっています。
 今回の「エイジ・オブ・ヴァンダル:大破壊時代」はそうした「エイジ・オブ・~」シリーズの最新作で、今年発表されたばかりの作品です。

 ゲームとしては中央に略奪品カードの山札を用意して、そこから八枚のカードが一列に表向きに並べられます(初期セッティングでは4枚は固定です)。
 そして、レベル1~レベル3までの三種類の科学カードの山を用意します(裏面の色が違うので、容易に3つの山札を用意出来ます)。
 各プレイヤーは初期略奪品カード1枚、8個の戦士キューブ、2枚の手札(レベル1のカード2枚です)を持ってゲームスタートとなります。
 各プレイヤーは自分の手番がまわってきたら、中央に並べられている略奪品カードの列から必ず1枚カードを自分の手元の場に獲得してこなければなりません。
 列の先頭を獲得する限りにはそのままカードを手元にもってくれば良いのですが、先頭から2枚目以降のいずれかを獲得したい場合には、その獲得するカードまでに並んでいるカードの上に自分の戦士キューブを1個づつ置いておかいかなければなりません。
 つまり先頭から3枚目のカードを獲得したいなら、先頭から1枚目、2枚目の各カードの上に1個づつ戦士キューブを配置する必要があるという事です。
 もし、自分の獲得したカードの上に戦士キューブが配置してあったなら、それは自分の手元にもってきて、以後自分の戦士キューブとして利用出来ます。
 8個しか戦士キューブは持っていないので、常に先頭のカードを選びたくなりますが、略奪品カードには獲得時にボーナスを発生させるものとペナルティを発生させるものがあり、特にキツイペナルティを発生させるカードは誰だってとりたくありません。
 結果先頭にのこったまま各プレイヤーの手番ごとに戦士キューブが上にのっていき、いつかだれかが「それだけ戦士キューブがもらえるなら」と妥協、または判断して獲得する形になる事もままあります。
 略奪品カードには5種類の商品が複数個描かれていて、それの上にキューブを置くことで管理して売る事が出来ます。
 基本的には一種類の商品しか売れず、複数個まとめて売るほど売価があがってゆくシステムになっています。
 こうして売った売価に応じて手札から科学カードを1枚だけプレイ出来て、これを誰かが8枚以上ならべたならゲーム終了となります。
 また、商品を売らずにレベル1~3の山札から好きな組み合わせで3枚のカードを引く事を選ぶ事も出来ます。
 いずれを選んだ場合でも最後に略奪品カードの上のキューブを移動させて、商品が1つづつ勝手に消耗される「風化」のステップを行ったら手番終了となって次のプレイヤーの手番となります。

 科学カードの引き運もあるのですが、ゲームとしては略奪品カードに記載されている商品群をいかに上手にそろえるように獲得し、風化のタイミングも考慮しつつ商品を売って手札の科学カードをプレイ、または山札からカードを引くの選択肢を考えるといった形で、科学カードはさまざまにゲームの展開をサポートしてくれると共に得点カードでもあります。
 ちょっとした手元のパズルが必要となりますが、「風化」を考慮にいれる必要がある販売可能商品の管理はとても面白い部分だと思います。
 やや煩雑で、ある程度計画性をもって略奪品カードを獲得しないと選択肢の幅が大きく低下してしまうので、ボードゲームをあまりプレイした事のない方にはおすすめしにくいのですが、「リソースマネイジメント」という要素が好きな方には是非プレイしてみてほしいゲームです。
 なかなか思い通りにはすすまないのですが、カードがかみ合った時の爆発力は非常に魅力的な展開をみせてくれますのでお勧めです。

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