今日のテーブルゲームのある風景は「アリスマティック英傑伝」です。
昨今勢いのある国内アナログゲームのイベントであるゲームマーケットなどによって多くの作品が発表されていて、企業主導ではなく、いわゆる同人誌的な流れで作り出されているゲームの1つです。
昨今の同人誌が商業誌顔負けの紙質、製本になっているのと同様で、こちらの方も非常に立派な内容物(コンポーネント)になっていて、企業さんが販売している商品とならべても何ら遜色ない素晴らしいものになっています。
ゲームの背景としては不思議の国(かつおそらく鏡の国)のアリスがモチーフになっていて、荒廃してしまったワンダーランドをアリス達の力をかりて復興しつつ、自分の領土を広げてゆこうとするのもので、気分は赤の女王です(笑)。
そして、トランプの兵隊ではなく、大量の、まさに大量のアリス「達」を従えて各プレイヤーは奮戦することになります。
内容としては、まず花皿のようなマップタイルをルールブックにしていされている通りに配置してボードを作成します。
そして、各プレイヤーは自分のスタートポイントを二か所設定し、手札としてアリスカードを配られてゲームスタートとなります。
自分の手番にはそのアリスカードとは文字通り全部中身はアリスで、「冒険アリス」や「探偵アリス」などすべてのカードは「〇〇アリス」というネーミングで特定の色を持っています。
そして自分の手元にある棒状のタイルの指定された色の所にアリスカードをプレイする事でスタートポイントから自分の領土を拡大してゆく事が出来たり、その為の食料や兵力、または得点獲得から手札のドローまで色によって割り当てられた要素があり、順次それらを満たしながら展開してゆく事になります。
その辺りの優先度がちょっと分かりにくい為、ボードゲームをあまりプレイしていない方にはお勧め出来ないのですが、共済措置的なルールもあるので、完全にどんづまって何もできなくなる事はほとんどありません。
序盤の侵攻の為のリソース集めの展開から中盤以降はいっきに領土拡大が加速してゆき、空いている土地を血眼になって探して侵略する形になります。
後半の加速力が良いのでプレイ時間も短く感じられて満足感も高めではないかと思います。
ちょっとギミックが多めの陣取りをしてみたいという方に是非お勧めしたいゲームですので、可愛いアリスのイラストを愛でつつプレイして頂きたいと思います。
「魔王の森&テーブルゲーム倶楽部」は四日市の商店街アーケード街の中、三番街で「お洒落しないで普段着で気軽に利用出来るボードゲームサロン」をテーマに、子供から大人まで誰もがボードゲームを楽しんで頂ける場所として営業しております。
お一人様一日500円で、店内にある約550タイトルのボードゲームをどれでも好きなだけ遊んで頂けます(たまに質問されるのですが、追加料金等は一切ありません。より多くの方がボードゲームに親しんで頂けるように価格を安く設定させて頂いております)。
ボードゲームに興味はあるけどプレイした事がないという方でも、店員が丁寧にどのゲームでもルールや遊び方を説明しますし、グループでこられた場合などでも遊んでみたいゲームの雰囲気やニュアンスを言って頂ければ、プレイ人数や時間などに応じてゲームを紹介、ご案内させて頂きますし、そういった相談も喜んでお受けいたしております。
もちろん、ご自身のボードゲームを持ち込んで頂いてプレイするのも大歓迎です。
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※ボードゲームについてはあくまでボードゲームカフェとして営業しておりますのでボードゲームの販売はしておりません、販売についてはミニチュアゲームのみとなっておりますので、どうぞご了承下さい。
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