
今日のテーブルゲームのある風景は「イムホテップ」です。
プレイヤーはエジプト文明時代の建築家となって、ファラオの為、そして何よりも自分の建築家としての名声の為にピラミッドや神殿、埋葬室、そしてオベリスクといったモニュメント等の建築に力を注ぎ、自分の仕事がもっとも栄えるようにする事を求めます。
ゲームとしてはプレイヤーは石材を表す自分のプレイヤーカラーの木製キューブ多数を手元に寄せておき、それを5個まで配置できる石材置場のタイルをもってスタートします。
メインボードとしてはピラミッド、神殿、埋葬室、オベリスク、市場といった5枚の大きなタイルを利用します。
ゲームは6ラウンドで終了し、毎ラウンドの開始時に船カードをめくり、そこに描かれている船タイルを4枚用意します。
その4隻の船がそのラウンドで使用される船となります。
船には最大4つまで石材キューブを置けるものから2つまでしか置けないものまで3種類あり、そのどのタイプの船が用意されるかはめくられたカードによって決定されるというわけです。
ルールは実にシンプルで、プレイヤーは自分の手番が来たなら手元の石材置場タイル上のキューブを好きな船に乗せる(もちろん船の限界をこえて乗せる事は出来ません)、または最低積載量(基本的に最大積載量より1少ない数です)にキューブの数が到達している船を出発させてピラミッド、神殿、埋葬室、オベリスク、市場のいずれかのタイルに接舷し、ルールにしたがって乗っている石材キューブをそれぞれのタイルの上に配置する(ただし、すでに船が接舷しているタイルに2隻目を接舷させる事は出来ません)、そして手持ちの石材キューブを1~3個まで手元の石材置場タイルに配置する(最大5個までしか石材置場タイルには配置出来ません)の三択となります。
つまり、「船に石を置く」「船を出発させる」「石を補充する」だけなのです。
しかしシンプルであるがゆえに駆け引きが面白くなるというもので、まず「船に石を置く」場所なのですが、順番に一番前から置く必要はなく、いきなり船の最後尾に置いてもかまいません。
そして「船を出発させる」場合、自分の石材が置かれていない船であっても出発させる事が出来て、船がメインタイルに接舷したなら一番前から必ずそのタイルの所定の位置に石材キューブを配置しなければならなくて、置いた場所によって獲得出来る点数が違う為、わざと点数の低い所に他のプレイヤーの石材を置かせる事も出来ます。
船のどの位置に石材を置くか、どのプレイヤーと船をシェアすべきなのか、いつ船を出港するのか、それをどこに接舷させるのかなど、各プレイヤーの思惑がいりまじり、駆け引きがなされる非常に面白い展開となります。
覚えるルールも非常に少ない為、ボードゲーム初心者の方や初めてプレイする方でもすんなりとプレイ出来るのに、いざプレイしようとすると様々に考える部分があるというゲームですので、是非プレイしてみてほしいと思います。
他のプレイヤーの選択肢に一喜一憂する楽しみを味わえると思います。
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