今日のテーブルゲームのある風景は「ヴィラ・ネビュラ」です。
ゲームの背景設定はファンタジー世界で長く闇の時代が続いたあと、やっと人間の時代が始まり、人々は村をでて霧をかきわけて開墾と開発を開始したというもので、プレイヤーは村長となってボード上に点在する様々な資材を集めて発明品や建物のカード(これが得点になります)をプレイしていきます。
ゲームのシステム自体は本当にシンプルで、自分の手番が来たなら霧で覆われているメインボードに平地タイルをおいて開拓するか、開拓地マスに自分部の開拓タイルを配置するか、資材タイルが配置されているマスに自分の人材コマを配置してそのマスに資材を生み出すか、または平地タイルがつながっている事を条件に自分の開拓タイルの上に資材を移動させる、そして資材が必要なだけたまったならばそれを消費して建物カードを獲得するの5つのアクションを組み合わせてプレイします。
文書にしたのでやや煩雑に聞こえるかもしれませんが、これはボードを前にして口頭で説明されると非常に直感的なシステムでもあるので初心者の方でもすんなりと何が出来るのかを理解出来ると思います。
そして、このゲームの魅力はここからで、直感的で理解しやすいルールですので「何が出来るのか?」は簡単に理解出来るのですが、では「何をすれば良いのか?」は非常に説明しにくくなやましいのです。
資材タイルのあるマスに人材コマを配置して資材が生まれる、開拓地マスに開拓タイルを配置する、この二つのマスをつなぐように平地タイルを配置する、つなげたなら資材を開拓タイル上に持ってくる、必要な資材が揃ったらそれを支払ってボード上部に並んでいる建物カードを購入する。
やる事は一直線でなんてことはないのですが、それを自分だけでやろうとすると非常に手間がかかる上に困難なのです。
資材は複数種類あるので、出来れば他のプレイヤーと分担して生み出したいですし、開拓地マスには開拓タイルを2枚まで配置出来るので、他のプレイヤーと分け合う形にして各地の資材マスまでの平地タイルの配置を分担したい所です。
つまり、間違いなく対戦ゲームであるにもかかわらず協力プレイがあちこちで発生するわけです。
それも純粋な協力というよりも互いの利益を求めるビジネス的な共同同盟のような形があちこちに生まれるわけです。
この各プレイヤーの思惑が入り乱れる状況こそがこのゲームをもっとも面白くしている部分で、それぞれのプレイヤーがこっちでは敵対しつつあっちでは協力し、ここで協力するから向こうでは自分を優先してくれるよね?などという状況でプレイが進み、どこかで相手を出し抜くチャンスを狙ってゆく状況が生まれやすくなっています。
もちろん1人が突出して他のプレイヤーがそれを追いかける形になるケースも発生はしますが、それも基本的にはプレイヤー間のやり取りの結果としてそうなる場合が多いので、次のプレイの時には上手く立ち回りたいと思わせるものになっていると思います。
3人くらいでプレイするのがプレイ時間も1時間程度で手軽に終われ、それでいて考える部分もしっかりあるのでお勧めです。
是非友人同士で、または個人同士でプレイしてみて欲しい素敵なゲームです。
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