今日のテーブルゲームのある風景は「トレジャーハンター」です。
プレイヤーは冒険者となって雪山、ジャングル、地下迷宮を巡り、仲間やしもべ、さらには魔法のアイテムを駆使して他の冒険者チームを出し抜いて宝をより多く集めます。
そして帰り道のゴブリンを退けて無事宝を持ちかえってこなければいけないのです。
ゲームとしては最初に配られた9枚のカードの中から1枚を選択して自分のカードとして伏せて残りのカードの束を隣のプレイヤーに渡す、いわゆるドラフトをカードの束がなくなるまで行います(当然手元には再び9枚のカードが揃うわけです)。
そして、雪山、ジャングル、地下迷宮と冒険をするのですが、この時それぞれの場所には最高の戦力(カードの数字の合計でしめされます)と最低の戦力のチームがそれぞれ得られる宝タイルが配置されているのですが、これは完全にランダムなので、最低の戦力の枠の宝タイルの価値(勝利点)が最高の戦力の枠の宝タイルの何倍にもなっていたり、減点の宝タイルもあるのですが、それもどちらにでも配置される可能性があります。
9枚のカードをドラフトする前に宝タイルは配置されてオープンされますので、それを見ながら各プレイヤーはカードを選択してドラフトしてゆく事になります。
各冒険地にはそれに対応した冒険者しか出す事は出来ないのですが、対応した冒険者(雪山は青いカード、ジャングルは緑のカード、地下迷宮は赤いカードとなっています)カードを持っていた場合には「必ず全部」出さなくてはならないのです。
そうして全員がその冒険地に対応した冒険者を全部プレイした後に最高値と最低値が決定して、それぞれの宝タイルを獲得します。
ですので、最高値についてはドラフトで対応する冒険者カードをとにかく集めれば良いという事になりますが、最低値を狙いたい場合はかなり慎重にドラフトする必要があるという事になります。
そしてスパイスとして魔法カードが存在していて、自分の出した冒険者カードに対して数値を足したり引いたり、倍にしたり0にしたりといった事が出来るので、それも考慮しながら最初にドラフトしてゆくわけです。
最後にゴブリン達の襲撃が処理されるのですが、この時は番犬カードによって撃退する事になり、番犬カードの戦力がゴブリン達の戦力以上であれば大丈夫ですが、小さい場合示されている数値分の得点チップをゴブリンタイルの上に置かなければならず、番犬カードの合計数値がもっとも高いプレイヤーがそれらを総取りしていってしまいます。
手札は残っていたとしても全て破棄してターンが終了となり、それを5ターン続けてもっとも得点の高いプレイヤーが勝利となります。
毎ターンカードは9枚づつ配りなおされるので、かなり手なり感はありますが、それはどのプレイヤーも同じですので、軽いドラフトゲームとしては目標がハッキリしている分だけ分かりやすく、同時に悩ましくなります。
宝タイルの内容も単純に得点が描いてあるものだけではなく、減点タイルや自分がそのターンにプレイしたカードの種類によって得点がもらえるものや、ゲーム終了時に特定の条件で得点がもらえるものまであり、自分がどこの場所を狙うか、または他のプレイヤーがどこの場所を狙いにいくのかといった思惑が交錯するとても良いゲームだと思います。
6人までプレイ出来ますが、9枚のカードで6枚ですと運の要素が相当高くなってしまいますので、4人くらいでプレイすると様々な駆け引きが出来て盛り上がれるのではないかと思います。
是非プレイしてみてほしいゲームです。
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