今日のテーブルゲームのある風景は「K2」です。
ちょっと変わったタイトルのボードゲームですが、ようするに雪山の頂上へと登る事を目的としていて、ボードの方も中々に美しい雪山が描かれています。
各プレイヤーは自分の色の登山家コマ2人分と、それぞれに対応したテント駒を受け取り、それぞれの登山家のヘルスメーターともいうべきミニボードをうけとります。
そして、自分用のカードを受け取ってよくシャッフルし、自分だけの山札をつくりそこから6枚引いて手札とします。
この6枚のうちから3枚のカードを全員が伏せてだし、同時に全プレイヤーが公開して手番プレイヤーから順にボード上の雪山を登っていくというのが基本的なシステムです。
さて、手札のカードには登る為の移動力カード(通常は数字が1つかかれているだけですが、何枚か降りる時には移動力が増える為数字が二つかかれているカードなどがあります)とヘルスメーターを上昇させるカードで構成されています。
6枚手札の中から何点分の移動力カードをプレイし、何点分のヘルスメーター上昇カードをプレイするかの駆け引きと、そもそもカードのドロー運が非常に良いバランスでつくられています。
というのも雪山登山ですので、頂上にいくほどルートは限られてきますし、一つのマスに入れる人数も一人に限定されてきますので当然早いもの勝ちという事になってきます。
とはいうものの雪山では頂上近くになるほど体力の消耗度は激しく、大自然の力が容赦なく登山家のヘルスメーターを削り取ってゆきますし、ヘルスメーターが「0」になったならば当然その登山家は脱落してしまいます(それまでどれだけ得点を獲得していても、それらすべての得点がなくなってしまうのです!)。
残された体力と他の登山チームのスピードに対抗する移動力を計算してしのぎを削るだけでも大変なのに、山の変わりやすい天候がさらに過酷な条件をランダムに与えてきます。
ルール自体は非常にシンプルでボードゲームになれていない人でも一度説明されればあっさり理解してプレイを楽しんで頂けます。
それでいながら後半戦のシビアな駆け引きはそれまでの和やかな道のりが嘘のように過酷になってくる楽しさがあり、それだけに頂上にたどり着いた時の感動はひとしおです。
熱いこの季節だからこそ、雪山に登るこの「K2」をプレイして楽しみながら涼をとってみてはいかがでしょうか。
是非おすすめしたいゲームです。
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