今日のテーブルゲームのある風景は「ブルームサービス」です。
このゲームを一言で表現するならまさに「魔女の宅急便」です。
プレイヤーは魔法の薬をボード上の様々な場所に届けてまわる事で得点を得るのですが、平地あり山あり丘あり森ありと様々な地形をその地形に秀でた魔女やドルイドの力を借りて通りぬけ、あるいは魔法の薬をお届けします。
魔法の薬は3種類あって、薬を待つお客さんが必要としているものも決まっていますので、様々な薬草から抽出させた魔法の薬を作ってくれる採取者達から渡されて宅急便するわけです。
しかし、この世界の天気は非常にあれる事でも有名で、分厚い雲の中に箒に乗って入ってしまうと大けがをしてしまいますし魔法の薬も全てなくしてしまうかもしれません。
そこで、魔法を使ってそれらの雲を霧散させながら進んでいくことになるのです。
こうしてテーマでプレイされる「ブルームサービス」のゲームシステムは、各プレイヤーは上記の設定の全く同じ内容の役割カード10枚をゲームの最初に渡されて、それぞれその中から他のプレイヤーには隠して4枚を選びます(残った6枚は脇によけておきます)。
そしてスタートプレイヤーからカードを一枚プレイするのですが、この時次のプレイヤーから順に同じカードが手札にあったのなら必ずプレイしなくてはならず、手札にないのならばパスを宣言しなければなりません。
そしてカードにはそれぞれ効果の強い「勇敢な効果」と比較的効果の弱い「臆病な効果」があり、プレイする時にどちらかを宣言して場にださなくてはなりません。
「臆病な効果」を宣言したのならばすぐさまその効果を適用します(ボード上を移動したり、魔法の薬を少しだけ得たりします)
「勇敢な効果」を宣言したのなら(ボード上を移動しながら魔法の薬を届けたり、魔法の薬を沢山得たり出来ます)、一巡するまで効果は適用されず、もしも一巡する間に他のプレイヤーが同じカードを持っていて(同じカードをプレイしなければならず、持っていなければパスしなければいけない訳ですから)、そのプレイヤーが「勇敢な効果」を宣言したならぱ先に「勇敢な効果」を宣言していたプレイヤーは何もカード効果を得られないのです。
「勇敢な効果」はスタートプレイヤーから一巡する間の「最後に宣言したプレイヤー」以外は効果は得られず、それ以外のプレイヤーは全員カード効果が得られないハイリスクハイリターンの宣言という事になります。
こうして全員が手札を使い切るまでプレイを行い、使い切ったならはラウンドが終了して、プレイしていた4枚を含めた10枚の中から再び4枚のカードを選んで次のラウンドが開始されます。
ゲームは7ラウンドで終了してしまいますので、思っているよりずっと早くゲームが終わってしまう事になります。
プレイ時間も短く、それでいながら非常にテーマ性にとんだゲームをしっかり楽しめるゲームで非常にお勧めです。
他のプレイヤーがどのカードを選んでいるのか予想して、「勇敢な効果」で一気に得点や魔法の薬を取りに行くのか、それとも「臆病な効果」で地道に小さく稼いでチャンスを待つのかといった読み合いがとても楽しいと思います。
ゲームとしては2人からプレイ出来るのですが、やはり4人~5人くらいの人数でワイワイとプレイする方が楽しいゲームですので、是非プレイしてみてほしいと思います。
あと、プレイヤー駒が魔女の帽子をちゃんとかぶった可愛らしいスタイルになっているのもチャームポイントです。
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