今日のテーブルゲームのある風景は「ギャンブラー・ギャンブル」です。
プレイヤーはカジノを破産させようとする仕掛人で、名うてのギャンブラー達を雇って彼らに大勝ちさせる事でそれを実現しようとしています。
１５点（ゲーム的には１５億扱いだそうです）をだれよりも早くかき集めたプレイヤーが勝者となります。
ちなみにこのゲーム、グループSNEがボードゲームアイディアを一般公募するイベントを開き、その第一回の優秀作品というなかなか記念すべきゲームだったりします。
ゲームとしては１～９までの番号がふられた雇えるギャンブラー達をプレイヤーたちの中央付近に並べます。
各数字のギャンブラー達は数字毎に同じカードになっています（ただし４だけは一枚しかなく、裏面は８になっています）。
そして各プレイヤーに０と１が描かれたカード各１枚、初期コインを規定枚数（このコインは同時に勝利点でもあります）くばります。
そして１～３の番号のギャンブラーを２枚初めから獲得した状態にするのですが、この時同じ番号のカードは選べません（ゲーム開始後であれば同じ番号のギャンブラーを雇う事は出来ます）、ここまで準備が終わったらゲーム開始です。
手番プレイヤーは自分の手札（０か１しかありませんので二択です）を１枚「表」にして自分の前に出します。
次に他のプレイヤーは全員手札のカード１枚を「裏」にして自分の前に出します。
その後手番プレイヤーは１コインを支払って、-１か+１かを事前予約しておおく事が出来ます（しなくてもOKです）。
この宣言の後、全員同時に自分の前のカードをオープンして、手番プレイヤーが事前にオープンしていたカードも含めて全員のカードの数字を合計して、もしも手番プレイヤーが-１か+１を事前予約していたのなら、それも計算します。
結果として出た数字と同じ数字のギャンブラーを雇っているプレイヤーはそのギャンブラー毎に決められている儲けを得点として獲得します。
この時合計値として計算された数字のギャンブラーをどのプレイヤーも雇っていなかった場合、手番プレイヤーが誰であるかは関係なく、その瞬間にもっとも得点の高いプレイヤーの半分が供託金として没収されてしまいます。
この供託金はゲームをプレイしている人数以上の枚数になると自動的に均等に配られます（割り切れなかった分についてはそのまま供託金として維持されます。
この処理に後に手番プレイヤーは規定のコインを支払って場のギャンブラーを１枚雇うか、または既に雇っているギャンブラーを裏返して収入額を約１．８倍にする事が出来ます。
これを繰り返していって、誰か１５コイン以上を達成したならばゲームが終了して、もっともコインを所持しているプレイヤーの勝利となります。
さらにこのゲームでは面白い要素がまじっていて、１枚だけある４のギャンブラーを雇っている状態で、計算結果が「４」であった場合、所持コインに関係なくそのプレイヤーが勝利するというルールが用意されています。
プレイ時間はせいぜい２０分程度ですので、ボードゲームにあまりなれていないプレイヤーでも楽しめますし、そういったプレイヤーがまざるほど展開が読み辛くなってボードゲームになれている方がコロッと負けたりします。
ベスト人数は４人だと思うので、４人そろってちょっと時間が空いてしまったな、とか他のゲームをプレイする前のちょっとした息抜きに遊ぶと非常に面白いと思います。
是非プレイしてみて下さい。
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