PC版のいわゆる洋ゲーで高い評価を得て、XBOXでも評判良く、PS4で新作が来月にも出るというコンシューマーゲームをボードゲームに落とし込んだ作品だそうです。
私は残念ながらコンシューマー版はいずれもプレイした事がないのですが、レビューを見る限りではダークファンタジーをテーマにしたアクションもののようで、わりと昔なじみのゲームというか、キャラクターではなくプレイヤーを楽させる要素をあまり取り込んでいないため、楽なゲームになれた方ほど評価が低く、ストーリーや展開を評価し、ゲームのリアリズムやプレイテクニックを重視する方ほど評価が高いように見えました。
そんな「ウィッチャー」なのですが、ボードゲームでのプレイはどうだったかと言うと、インスト的には正直微妙です(笑)。
対戦ゲームではあるのですが、何故か相手を妨害する要素にとぼしく、それでいて協力する要素があって、勝利点を沢山とったプレイヤーが勝ちであるのですが、あくまでポイントは個人個人が処理するシステムの為、対戦相手をほとんど気にせずにただひたすら自分の作業をもくもくとやっている感じがしてきます。
背景説明もキチンとある事件カードなので、原作(もともとは小説が原作としてあるそうです)を知っていればもっと入り込めるかもしれないのですが、、ゲームとしては調査して、手かがりをマップ上を歩きながら旅して集め、それを集めて証拠にして解決する事で勝利ポイントが入手出来るので、確かに冒険の旅をしている感じがあるのですが、キャラクターが途中で死んでしまったりなどの脱落のリスクがなく、ボス戦的な区切りがあるわけでもないため、非常に淡々とした展開でゲームがすすんでいき、時間制限があるわけでもないのでのんびりかつ坦々と処理されていく感じでした。
プレイ時間としては90分から120分くらいはかかる為(途中脱落等がないので絶対最後までやることになります)、何かしら大きなリスクや、他のプレイヤーとの積極的なからみや遭遇要素がないのは寂しいかな、と感じました。
今回はルールを読みながらかつ説明しながらでしたので、まったく余裕がなかった部分もあると思うのですが、ルーンバウンドのような協力プレイから熱いクライマックスのボス戦!お前のあとには俺がいるからな!みたいな流れがあると嬉しい私としては、ちょっと物足りない気持ちになりました。
また機会をみてプレイしてみたら違う感想になるかもしれないので、その時はまたご報告します。
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