今日のテーブルゲームのある風景は「カルタマリナ」です。
有志の方が作成したいわゆる同人ゲームで、亡くなった元船長を求めて航海する「カルタマリナ」号の船員となって、襲いくる嵐と怪物クラーケンの襲撃をしのぎきって約束の地へとたどりつく事が目的の2人専用協力ゲームです。
協力ゲームは参加プレイヤーは全員仲間で、共通の目標をクリア出来れば全員が勝利、出来なければ全員が敗北というスタイルボードゲームで、人気ジャンルでもあり、モンスター退治や冒険活劇、ダンジョンアタックやタワーディフェンスなど様々なスタイルのものが出ているのですが、二人専用というのは珍しいのではないかと思います(個人的に2~3種類しか知りません)。
まして同人ゲームとなると相当珍しいと思うのですが、内容はかなり良く出来ていて面白いゲームです。
二人のプレイヤーの間に船体ボードと移動用のマップボードを並べて配置します。
難易度が設定出来て、マップボードの方の裏表で変更する事が出来るようになっています。
プレイヤーは5人の船員の中から各1人づつ選択して(船員毎に特殊な能力が設定されています)、船体ボードの設定された初期位置に自分の船員駒を配置します。
各プレイヤーに行動カードを規定の枚数配ったあとで、アクシデントカードを行動カードの中に混ぜてよくきって山札として準備します。
さらに破損チップをよく混ぜてから山に積んで、上から3枚をめくってそこに示されている船体ボードの場所に配置すると共に浸水マーカーを配置して準備完了です。
プレイヤーは自分の手番になったら、自分の駒を船体の通路にそって移動させるか、手札からカードをプレイして水をかき出すか、操舵室にいって船を進めるか、山札からカードを引くか、同じエリアに仲間の駒がいればカードを渡す、または引き取る事が出来て、それらを好きな組み合わせで3回実行する事が出来ます。
そして手番終了時に山札から2枚か4枚のいずれかを宣言してカードを引いて手番を終えて、仲間の手番となります。
プレイヤーの目的は船を目的地まで進める事ですので、操舵室で船を進めるアクションが最も重要なわけですが(これをせずしてゲームをクリア出来ないわけですから)、船を進めるには3種類ある進行方向カードのうち同じ方向のカード4枚を同時に捨てる事でしか進めません。
同じ方向のカードが8枚しかない事を考えると4枚揃えるのはなかなかに難易度が高いと言わざるを得ません。
さらにただ引けばいいかといえば、手札の上限は6枚ですし、アクシデントカードが山札の1/3くらいはいっているので、闇雲に引いてしまうとあっという間に船体にダメージがたまって沈没してしまいます。
ドローのタイミングと仲間とカードの受け渡しのタイミングと連携がクリアする為には必須といってよいバランスになっています。
どれほど緻密に相談しても引き運によっては敗北してしまう時もあるバランスになっていて、非常に緊迫感のあるとても良いゲームを楽しむ事が出来るお勧めゲームです。
プレイ時間も30分そこそこですので、是非チャレンジしてほしいゲームです。
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