今日のテーブルゲームのある風景は「きょうあくなまもの」です。
先週の日曜日に大阪で開催されたゲームマーケット、そして来月に開催される予定となっている東京のゲームマーケットと、昨今国内のオリジナルテーブルゲーム作成の動きが活況になってきていて、ゲームマーケットとはいわばアナログゲームのみのコミケといった所で、ボードゲームだけでなく、TRPGやSLGなども含めたものの即売会と言えば伝わりやすいでしょうか。
そういう意味ではオリジナル創作物という点では非常に熱気があり、様々なアイディアに触れる事が出来ると思います。
この「きょうあくなまもの」もそうしたゲームの1つです。
プレイヤーは魔術師となって対決をするといったテーマのカードゲームで、その設定だとマジック・ザ・ギャザリングを強くイメージしますが、まさにそれをお手軽に、駆け引きの部分だけを抜き取って形にしたといった感があります。
ゲームとしてはわずか数枚の共通の山札からお互いに手札を5枚引いてゲームはスタートします。
自分の手番にカードを1枚引き、そして2枚までカードをプレイする事が出来ます。
ライフはお互いに4点もっており、それが0になった方が負けとなるという極めてシンプルなルールです。
カードには魔法カードとクリーチャーカードがあり、クリーチャーカードは場に残りつづけて効果を発揮しつづけ、魔法カードはプレイしたなら共通の捨て札置場におかれます。
山札が尽きたなら、捨て札置場のカードをよくきって再び山札にするというサイクルです。
相手にダメージを与えるカードは魔法カードに1枚、クリーチャーカードに2枚の合計3枚しかありません。
ようするにそのカードをうまく手札に入れてきて、いかにタイミング良くプレイするかというゲームなわけです。
そして手札というリソース以外の要素として「カウンターチップ」というものをゲーム開始時に2枚づつもっているのですが、これが面白いアイディアで、相手がプレイしたカードが気に入らなければ1枚支払ってそれを無効化しながら捨て札にしてしまえます。
ところが、無効化された方(つまりカードをプレイした側)のプレイヤーは手元のカウンターチップを2枚払えばその「無効化の効果」を無効化出来るのです。
ですので、まずは相手のチップを浪費させなければならず、かつ相手のライフを削れるタイミングを見計らって遅すぎず、早過ぎないタイミングで狙い撃ちしなければならないのです。
限られたリソースで勝負する為、単純な引き運に勝敗が左右される事はもちろんあるのですが、その辺りはドロー効果のあるカードなどでバランスがとられています。
ものの10分程で勝敗がつくゲームですが、それなりの駆け引きがしっかりとあって、空いた時間などにちょっと楽しむのに向いていて面白いと思います。
是非プレイしてみて下さい。
【今週末8日のイベントのご案内】
今週末の4月8日の日曜日は「魔王の森・ゲームデイ」を開催致します。
場所はシェトワ白揚文具館二階Aホールでいつも同様ミニチュアゲームとボードゲームの合同イベントです。
時間は13時から20時までで途中の出入りは自由です。
会場費として500円をお願いしておりますが、お車でお越しの場合はシェトワ白揚書籍館の方の駐車場におとめ頂いて駐車券をお持ちくだされば一日無料に出来ます。
「テーブルゲーム倶楽部」と同時開催となりますので、ボードゲームのフリープレイも卓をご用意しており、自由に遊んで頂けます。
当日は「アズール」「パトリッツァ」「サグラダ」「ノームの村」「ゼロ」「キルトキャッスル」「リトルタウンビルダーズ」「開拓王」「マトリューシュカ」「リベリウム」「レインボーガーデン」「ヘラス」「ヴィティカルチャー」などをお店より持っていきますが、持ち込みももちろん大歓迎です。
また、事前にご連絡頂ければ当店リストのゲームであればよろこんでご用意しますし、ボードゲームをプレイした事のない初心者の方でも、よりプレイしやすいゲームをご案内して丁寧にルールを説明しますのでお気軽に参加して下さい。
ミニチュアゲームはウォーハンマー40000やエイジ・オブ・シグマーのフリープレイが中心で、ウォーハンマー40000は基本ルールの全面改訂によって、より気軽にゲームをプレイ出来るようになりました。
イベントでは新ルールにおける注意点やアーミーの組み方やルールなどの質問も受け付けておりますので、どうぞお気軽にお声掛けして下さい。
もちろん、テレインを配置した戦場をご用意しておりますので自由にプレイして頂けますし、体験プレイも随時受け付けております(体験プレイについては事前にメールやここへの書き込みで十分ですのでご連絡下さい、当日ですとお受け出来ない事があります)。
皆様のご来場をこころからお待ちしております。
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