今日のモデルはミニチュアゲーム「ウォーハンマー40000」に登場する勢力の1つであるジーンスティーラーカルトから「カルト・レマンラス」です。
ウォーハンマー40000はいわゆるSFをテーマにしていて、膨大な量の背景設定が小説やコデックス、設定資料集、雑誌などに展開していて(日本でいえばガンダムの設定が山のようにあるのと同じ感覚です)、それに従って様々な兵や兵器がモデル化されています。
ミニチュアゲームという分野ですので、当然そのモデルを使って対戦ゲームを楽しむ事が出来るわけですが、その際には約15勢力ほどに分かれている陣営のいずれかを選択して、その勢力に属している兵や兵器を部隊としてゲームを楽しむ事が出来ます。
物語の主要な視点は人類である「インペリウム」から見たストーリーになっているのですが、その敵対勢力として「ティラニッド」という外宇宙からの侵略者であるまさに怪物達がいるのですが、その外見とことなり、このティラニッド達は極めて狡猾な侵略方法をとります。
ティラニッドの中の「ジーンスティーラー」と呼ばれる人間よりやや大型の怪物がいるのですが、これらはそのサイズと俊敏性、生存力、そして環境への適応力をいかして、ティラニッド本体がくる数十年前から徐々に標的とする惑星に、貨物船などに隠れて侵入してゆきます。
そして、このジーンスティーラーのもっとも恐るべき能力はその星に住んでいる種族に対して自分の遺伝子を混入してゆくのです。
そうされた者達は最初は何もなく普通の人生を歩むのですが、その子供、そのまた子供と世代を重ねるごとに徐々に徐々に変異してゆき、姿も精神も怪物に盲目的に従う怪物へと変わっていってしまうのです。
こうしてジーンスティーラーは自分の配下を何十年という年月をかけて着実に増やしてゆき、さらに恐ろしいのは精神波のようなもので意志をまるこど掌握する事が出来るようで、いかなる命令であっても(それが自殺と同様だったとしても)付き従う配下を何世代に渡り育ててゆくのです。
そうした者達が軍に入り、順調に出世していったらどうなるか。
ティラニッドが侵略を開始して、宇宙空間から次々と地表へと降下を開始したその時に反旗をひるがしたらどうなるか。
その結果は火を見るよりも明らかです。
もはや交戦するどころではなく、抵抗らしい抵抗も出来ないままその星は陥落してしまうでしょう。
ティラニッドと戦うという事は、何代も続いている家の隣人すら敵になるかもしれない恐怖と戦う事でもあり、それらの者達を恐怖と忌避をこめてジーンスティーラーカルトと呼ばれているのです。
さて、写真のモデルはそうしたジーンスティーラーカルトによって支配された帝国軍の主力戦車「レマンラス」です。
上半身をだしている男をよく見るとすでに変異が始まっており、その顔つきに異形の影がさしているのが分かります。
しかし、戦車の性能がかわるわけではありません。
味方を掩護するその主砲は自分達にむけられ、その反逆をおさめようにも敵の攻撃を跳ね返すはずだった装甲にはばまれてしまうのです。
重厚で精悍であったはずの軍の精鋭戦車である事がその色合いからよく表現されていて、本来であれば鈍く光るひの色は味方を鼓舞したであろう事は容易に想像出来ます。
こうした重厚な色合いは戦車というモデルに非常によくマッチングしていて、友軍となってしまったティラニッドとの対比が極端であればあるほど、よけいに「もともとは人類側だった」という部分が強調されて、素晴らしい出来栄えだと思います。
「魔王の森」は四日市市のアーケード街の三番街にあって、ウォーハンマー40000、エイジ・オブ・シグマーといったミニチュアモデルの販売をしております。
これらについては独自の背景設定をもったSF的な戦闘機械からパワードスーツなどの歩兵部隊、剣と魔法の世界のモンスターやドラゴン達など様々なプラモデル商品となっており、そのすべてに能力値が設定されていて、作り上げたモデルを使用してゲームをプレイする事が出来て、それはまるで映画やアニメのようなビジュアルの戦闘を楽しむ事が出来るのが大きな特徴です。。
ウォーハンマー40000やエイジ・オブ・シグマーのモデルについてはお探しの商品がなかった場合でもお取り寄せさせて頂けますので是非ご相談下さい。
またモデルのペイントについてもシタデルカラーシリーズを多数揃えて販売しておりますので、是非ご利用下さい。
そして、店内ではこうしたモデル達を使用したミニチュアゲームの無料体験プレイも随時受け付けておりますし、普段からプレイ出来るようにプレイングスペース(ジオラマのような戦場になります)をご用意しております。
見学も自由ですし、ゲームのルールなども丁寧にご説明しますのでお気軽に声をかけて下さい。
| 06:36
前の記事
2017年10月26日
次の記事
2017年10月28日
コメント