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テーブルゲームのある風景「新・電力会社デラックス」

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 今日のテーブルゲームのある風景は「新・電力会社デラックス」です。
 プレイヤーは電力会社のCEOとなって、発電所を買い付け、燃料を確保しつつ送電網を完備してより多くの電力を市民に送り届けようとします。
 タイトルで分かりますが、もともとあった「電力会社」という人気ゲーム(拡張セットがいくつも発売されていました)のバランスを調整して、駒などのコンポーネントも豪華にして、ゲームボードも両面印刷でまったく異なるマップでプレイ出来るようにして再発売されたものがこの「新・電力会社デラックス」です。

 ゲームとしてはプレイヤーは発電所を競りによって落札します。
 発電所カードは必要な燃料とそれによって生み出される電力がそれぞれ描いてあって、その性能はマチマチで、基本的には性能が低いものほど最低落札価格は低くなっているのですが、燃料の価格や自身の資金繰りとのかねあいによってその価値は大きく変動する事もあります。
 毎ラウンド各プレイヤーは1つまで発電所カードを落札する事が出来、その後自分の発電所カードに必要な燃料(火力発電や原子力発電などさまざまなものが登場します)を市場から購入してゆきます。
 市場にある燃料の量には限りがあり、誰もが購入しようとすると値段が高騰してゆき最後には枯渇してしまいます。
 この辺りのシステムはテーマ性があって非常に良く出来ていて、世界市場における燃料の高騰という妙にリアルな課題を感じる事も出来ます。
 それからマップにある各都市に対して自分の送電局駒を配置する事で電力の供給を行うのですが、この時にも送電線の確保の為に資金が必要となり、自社の電力を供給している都市を増やす事がその後の利益に直結してきます。
 しかも各都市にはプレイヤー人数分だけの駒を置く事が出来ない為、一種陣取りのような要素が絡んできます。
 様々な要素がからみあったゲームではあるのですが、そのどれもがイメージしやすいようにしてあり、ゲームの流れはかなり把握しやすいと言えると思います。
 競りやちょっとした陣取りの要素があるのですが、発電所カードのめくり運がかなり勝敗に影響する時があったりなど運要素もしっかり入っているとても良いゲームです。
 4人や5人でプレイするとプレイ時間はどうしてもちょっと眺めになってしまうのですが、競りや軽い陣取りの要素が非常に際立ってくるので、かなり熱い展開になってきておすすめです。
 是非プレイしてほしいゲームです。

 「魔王の森&テーブルゲーム倶楽部」は四日市の商店街アーケード街の中、三番街で「お洒落しないで普段着で気軽に利用出来るボードゲームサロン」をテーマに、子供から大人まで誰もがボードゲームを楽しんで頂ける場所として営業しております。
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 ※ボードゲームについてはあくまでボードゲームカフェとして営業しておりますのでボードゲームの販売はしておりません、販売についてはミニチュアゲームのみとなっておりますので、どうぞご了承下さい。

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2017年08月18日
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