今日のテーブルゲームのある風景はキングダムビルダーです。
プレイヤーは開拓者となって、見知らぬ土地で仲間と共に居留区をつくり、村を発展させ、よりよい自分たちの土地を開墾して領土としてゆくのですが、他にも開拓者グループはおり、より早く土地を自分のものにしないと相手に確保されてしまう、という背景でゲームは進みます。
ゲームのプレイとしてはびっくりするくらいシンプルで、マップボート4つを正方形になるように好きに配置して、各ボードに必ずある特殊な建物マスに、それに該当するチップを2個づつ配置します。
さらに得点条件カードを3枚引いて表にしておきます。
そして、各プレイヤーには選んだプレイヤーカラーに応じた色の家コマが渡されて(思ったよりも沢山あるので驚くかもしれません)、カードが一枚配られます。
カードは五種類あって、峡谷、草原、森、砂漠、花畑で、それはマップボートのマス目の地形に対応しているというわけです。
さて、プレイヤーは自分の手番が来たら手札のカードをプレイします(一枚しか持ってないのでこれについては選択肢がありません)。
そして、その地形のマス目3つに自分の家コマを1個づつおくのですが、これにはルールがあって、すでにその地形マスのいづれかに自分の家コマを配置していたなら、それの隣のマス目にしかコマを置けないというルールです。
これはゲームが進むにつれて制限がきびしくなり、おける場所はどんどん限られた選択肢になってゆくでしょう。
そして最後に共通のの地形カードの山札からかーどを1枚引いて手番終了となります。
つまり、カードひいて、その地形マスに家コマを並べるように配置するだけなわけです。
しかも配置する場所の選択肢は非常に少なくなりがちです。
何をして良いのか分からなくなることはほとんどないと言ってよいと思います。
途中で特殊な建物チップを手に入れたならその効果を毎手番使用できるので、それが少しだけ増える効果となります。
そして、得点条件カードには家コマの並び方が指定されていて、「まっぷを縦に縦断している家コマの数」「特殊な建物同士を自分の家コマが置かれているマス目で繋げれてたら」「自分の家コマのグループごとに」など様々なものがあり、ゲーム開始時にランダムで選択された3枚の条件に見合うように少ない選択肢の中から選んでゆくことになります。
やや地味ではありますが、各プレイヤーが「出来るだけ他のプレイヤーと目的がかぶらないように」自分の得点を増やす事を考えるゲームで、他のプレイヤーを積極的に邪魔しても特になることはほとんどありません。
まず自分が得点をとりにいき、その為の機転や思考が求められるのです。
やれる事は無数にあるのに、その為の手段が限られた選択肢になっていて、それもカードの引きにかなり左右される事から、ゲームの流れや偏りを予想してプレイする事も楽しめて非常に面白いゲームです。
自動的にゲームが進行しているように見えて実は細かい所でのプレイングがきっちり勝敗を分けるので、ゲームにあまり慣れてないかたでも、ある程度プレイされてる方でも楽しめるのとても良いゲームですので、是非プレイしてみてほしいと思います。
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