今日のテーブルゲームのある風景は「スチームパーク」とその拡張セットである「汚くやろうよ」を組み合わせている風景です。
「スチームパーク」はどこかの機械人だけの星で、年に一度の一週間の休日に唯一の娯楽施設である遊園地をプレイヤーは運営するというテーマのゲームで、様々なタイプのアトラクション施設駒を自分のボード上に配置すると共に色とりどりの機械人だちのお客様を呼び込んで好みのアトラクションで遊んでもらう事を目的とします。
ゲームは特殊なダイスを使ってプレイするスタイルで、プレイヤーはそれぞれ6個のダイスを持って全員合図とともに一斉にダイスを振ります。
必要な出目が出たならそれを個人が持ってる「ぶたさんボード」に配置して、残りを何度も振りなおしてよいのです。
基本的に好きな出目が出るまで何度でも振りなおすのですが、6個のダイスをぶたさんボードに配置した順に手番が決定される上に手番が遅くなるとペナルティが発生するので、そこそこの出目で自分を納得させて手番順を早く取りに行く事がままあります。
ダイスの出目はアトラクションの建設、園内施設の建設、お客様の呼び込み、ゴミのお掃除、得点カードのプレイ、ハズレの6種類で、ハズレの出目だけは本当に何も価値がないので注意が必要です。
他の出目は読んで字のごとしで、その出目の数が多いほどより良い結果となります。
アトラクションを建設したりお客様がアトラクションで遊んだり、または手番順が遅いとゴミがどんどん出るのですが、ゲーム終了時にこのゴミの数が多いほど得点がマイナスされてしまうので、ゴミ掃除はとても大切な出目となります。
ある一定以上のゴミが残ったままゲームが終了すると、この星では環境省が大変厳しくて遊園地は営業停止を言い渡されて、そのプレイヤーは得点計算前に脱落してしまうというペナルティすらあるので注意して下さい。
お客様の呼び込みの出目はその数だけ場に並んでいるお客様駒を袋の中に入れて、入れた数だけ中身を見ないで引いてくるのですが、そのお客様の色と自分の個人ボード上に建設済のアトラクションの色が同じならばお客様はそのアトラクションに乗ってくれて(文字通りお客様駒を立体のアトラクション駒の上に配置するのです)、ゲーム終了まで乗りっぱなしで代金も毎ターン支払ってくれるのです。
色が違う場合は遊園地を利用してくれずにそのまま場に帰ってしまいます。
運の要素が高いゲームではありますが、園内施設を建築する事でそれらの要素を逓減出来たりとなかなかどうして考えどころもちゃんとあります。
とはいえ、ダイスを全員で一斉にどんどん振ったり、袋からお客様駒を取り出す時に一喜一憂したりとパーティゲームとして盛り上がれる楽しいゲームである事は間違いありません。
拡張セットでは裕福なお客様や慎ましいお客様、錆びついたアトラクションやキンキラのアトラクションなどといった要素が追加されて、機械人だちの遊園地はさらに賑やかになっています。
自分のボード上にペーパークラフトではあるのですが様々な色のアトラクション駒や園内施設駒が立体的に配置されていくのは見ていて楽しくなってきますので、是非プレイしてほしいゲームです。
なお、魔王の森ではアップグレードキットも採用されているので、お客様駒がなかなか味のあるロボットの形の駒になっていて愛嬌がありますよ。
「魔王の森&テーブルゲーム倶楽部」は四日市の商店街アーケード街の中、三番街でボードゲームカフェとして子供から大人まで誰もがテーブルゲームを楽しんで頂ける場所として営業しております。
お一人様一日500円で、店内にある約450タイトルのボードゲームをどれでも好きなだけ遊んで頂けます(たまに質問されるのですが、追加料金等は一切ありません。より多くの方がボードゲームに親しんで頂けるように価格を安く設定させて頂いております)。
ボードゲームに興味はあるけどプレイした事がない方でも、店員が丁寧にどのゲームでもルールや遊び方を説明しますし、グループでこられた場合には遊んでみたいゲームの雰囲気やニュアンスを言って頂ければ、どのゲームを遊んでみれば良いかといった相談も喜んでお受けいたしております。
もちろん、ご自身のボードゲームを持ち込んで頂いてプレイするのも大歓迎です。
お一人でもグループでも、是非お気軽にボードゲームを楽しんでいってください!
※ボードゲームについてはあくまでボードゲームカフェとして営業しておりますので、魔王の森ではミニチュアゲーム以外の販売はしておりませんどうぞご了承下さい。
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