今日のテーブルゲームのある風景は「ヴォーパルス」です。
いわゆる同人ゲームになるもので、品切れになっていたものが今回再販されて現在入手可能になっているゲームでもあります。
ゲームの内容としては配られたカードの中から1枚を選んで残りを隣のプレイヤーへと回していく、「カードドラフト」というシステムを使用したものとなります。
5枚のカードがまず配られて、それをドラフトしてから自分の場に4枚まで展開する事が出来ます。
これは2×2の方陣を組む形で配置して、上2枚が前衛、下2枚が後衛となります。
この呼び方で察しがつく方も多いと思いますが、全プレイヤーが配置終了した後のステップとして、席順における両隣と戦闘を行います。
戦闘を行うといっても非常にシンプルで、単純に自分の前衛2枚の戦闘力(カードに記載されています)を合計したものを、それぞれ隣のプレイヤーの同じく前衛の戦闘力の合計と見比べてより大きければ勝利となり、その段階で勝利点が3点得られます(同点、または以下だった場合は勝利点が入らないだけで損害をうける事がありません)。
そして収入(通常は2コイン)を得てから場にならんでいる建物1つを建築(配置してあるカードによって供給される資源を利用したり、コインで購入したりする事で建築出来ます)、または既に建築している建物をレベルアップする事が出来ます。
最後に、自分の場に配置してある4枚のカード(建物の効果によって最大は5枚まで増やせます)に「経年カウンターを置く」または「経年カウンターが置いてあるカードを廃棄する」を全て行います。
この「経年カウンター」による配置カードの管理がこのゲームの肝になっていて、強力なカードを配置しても通常は2ターンで廃棄されてしまいます(最初のターンで経年カウンターが置かれて、次のターンでは経年カウンターが置いてあるから廃棄される)。
ここまでの流れを1ターンとして4ターンプレイしてゲームは終了し、戦争による加点、建物による加点を基本としてもっとも得点の多いプレイヤーが勝者となります。
ドラフトによるカードの獲得から場へカードを展開して戦争し、建物カードを建築するという流れは非常にテンポが良くスムーズに展開出来ますし、決して要素が多くはないので簡単な説明ですぐにゲームを始める事が出来て、プレイ時間も30分かかるかどうかといった所です。
それでいて、「どうやって勝つか?」の部分には複数のルートがちゃんと用意されている為、様々な手法を試してみたくなる魅力が埋まっている為、何度もプレイしたくなります。
4人から5人くらいで手軽にプレイしたい時などに最適なのではないかと思いますし、是非プレイしてみてほしいゲームです。
「魔王の森&テーブルゲーム倶楽部」は四日市の商店街アーケード街の中、三番街でボードゲームカフェとして子供から大人まで誰もがテーブルゲームを楽しんで頂ける場所として営業しております。
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