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テーブルゲームのある風景「マルコポーロの足跡」

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 今日のテーブルゲームのある風景は「マルコポーロの足跡」です。
 ボードゲームを様々に遊んでいる方の間では特に人気が高いゲームのようで、非常に高い評価を今年はよく聞いたゲームの1つです。
 ゲームのシステムそのものはそれほど難しいものではなくて、ボードの内容がヨーロッパからチャイナまでの旅路となっていて、それもほぼ3ルートしかないといって良いくらい分かりやすいものになっています。
 各ターンの開始時にそれぞれプレイヤーは五つのダイスをふって、そのダイスをボードの半分を占めている商品を仕入れる市場、自分のキャラバンを移動させる指示所、商品と交換によって勝利点を稼ぐタイルなどのブースに置いてそのアクションを行います。
 基本的にはチャイナゾーンまでキャラバンマーカーを移動させながら、その途中の街に自分のテントを張っていき、材料を集めつつ勝利点タイルの数をこなしてゴールであるペキンまでいく形になるのですが、正直いってスタート地点からまったく一歩もキャラバンを進めなくても勝利点をがっつり稼いでしまう事も出来てしまいます。
 この辺りの自由度というか色々な手段がある事がこのゲームの評価につながっているのではないかな、と感じます。
 ただ、最初に目的地カードなるものも配られるシステムになっていて、本来はボード上のさまざまな場所に立ち寄りながらゴールを目指した上で勝利点を稼いでもらう事を意図していたようにも見えるゲームであり、その部分から本来の目的と違う事やっても勝ててしまうのがちょっと、という意見も聞いたので、好き嫌いが分かれてしまうかもしれません。
 ゲームの面白さというよりもイメージされるもので好みが出てしまう珍しいタイプなのかもしれないな、というのが個人的な感想です。
 私としては、様々な勝ち方がある方が好きなので、縦横無尽に発想する事がゆるされるこのゲームは非常に面白いゲームだと思っています。
 テンポよくどんどんプレイして、その場その場のひらめきでプレイするのがより楽しいか、とにかく最初に計画を練って、それに従ってまるで計画書があるかのようにプレイするのが楽しいかという部分も分かれてきて、楽しみ方さえ違うものがあるのもこのゲームの特徴のような気がします(笑)。
 とにかく一度やってみて、さらに三回くらいプレイしてみて自分向きかどうかを判断してみて欲しい、とても「プレイを」してほしいゲームです。

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