今日のテーブルゲームのある風景は「アニマルキングダムス」です。

　動物たちが王国をつくってらす世界がテーマになっていて、そこにいる虎、ガゼル、狼、さらにはフクロウや蜂まで様々な種族が王国の領土を主張するといった形で陣取りゲームを展開します。

　陣取りといってもゲームとしては最初の配られた４枚のカードのうち１枚を自分の手番がきたなら５つの王国のどこか1カ所にプレイして自分のコマをその王国に配置するだけと非常にシンプルです。

　王国にはそれぞれ４～８マスのプレイヤー駒を配置できる枠が用意されていて、最後の城マスに駒を配置したプレイヤーは自動的にそのラウンドから抜ける事になります。

　ですので無限に駒を配置することは出来ないようになっていて、さらに各王国にはラウンド毎にカードをプレイする条件が決定されます。

　それはある特定の種族のみであるとか、カードの数字をみて偶数であったり奇数であったりなど特定の数字を指定するものや、左右の王国にすでにプレイしてあるカードを参照するものだったり様々です。

　この条件付けがされているおかけで絶妙なバランスが構築されて、このゲームはボードゲームにあまりなれていないプレイヤーとそうでないプレイヤーがまざって遊んだ時に程よい緩衝効果となってくれます。

　ゲームにある程度なれているプレイヤーであったとしても、各王国の条件を満たすカードでなければプレイする事は出来ず、プレイ出来る頃にはすでにその王国のマスは満席かもしれないのです。

　もちろん「運」要素ばかりが強調されているわけではありません。

　各王国の条件をよく見て、自分のカードでより効率よく点数を獲得するのはどの王国で、一位になれなかった場合でも二位になれそうなのはどこかを冷静に判断すれば、手札の運要素はかなり低減される事になります。

　全プレイヤーが城マスに自分のコマを配置した、または不幸にしてカードをプレイ出来る場所がなくてパスを宣言してラウンドから抜けたならば各王国でもっとも駒を配置していたプレイヤーが得点、二位はその半分、三位は1点という点数計算をして、配置してあるカードと各王国の条件を取り除き、再度条件をランダムに設置して付きのラウンドを開始します。

　ゲームは3ラウンドで終了する為、40分そこそこで終える事が出来ます。

　ボードゲームに少しなれてきた方や陣取りの要素にチャレンジしてみたい方などに非常におすすめのゲームです。

　是非プレイしてみて下さい。

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