今日はお客様のご要望から「ダンジョンクエスト」をプレイしました。
テーブルゲームを昔からプレイされている方の間では相当有名なゲームで、基本的にはムチャクチャだという意味で有名だと思います(笑)。
ゲームとしてはボード四隅のいずれかの場所からプレイヤーの分身であるキャラクターを出発させて、中央にあるドラゴンのねぐらから宝物を盗み出して再び外に出るゲームで、持ち出した宝物の金額が最も高いプレイヤーが勝者となります。
移動手段としては部屋タイルをランダムに引いて、それを自分の移動先に配置してゆく形をとり、自分の手番がくるたびに部屋タイルを一枚引いて自分が今いるタイルにつながるように配置する事でそのタイルに移動します。
無制限に宝物をとれないように、カウントダウン式のターン制になっている為、ドラゴンのねぐらでひたすら財宝を集める(財宝カードを引く)行為が出来なくなっています。
ざっと説明するとこんなゲームなのですが、何がムチャクチャなのかと疑問を持つ方もいるかもしれません。
一応競争ゲームなのですが、途中の致死率が驚異的に高いのです。
正直に言いますが、脱出したプレイヤーの間で持ち出した宝物の金額を比べる事などほぼありません(笑)。
他人を妨害しているひまなど皆無にひとしく、自分が生きてダンジョンから脱出するので精一杯です(それすら大抵失敗します)し、そもそも中央にあるドラゴンのねぐらまでたどり着けずに脱落するプレイヤーのなんと多い事か(笑)。
部屋タイルをランダムに引いてくるシステムなのに、行き止まりや致命的なまでに遠回りさせられる内容が非常に多く、運の要素によほど恵まれないと中央まで道が繋がりません。
何かの拍子に中央に行かれないように道が終わってしまったら、それにはなんの救済措置もなく、単純に脱落となります。
運ゲーだと非難される事もありますが、いっそすがすがしいまでの致死率を中毒にするくらいの面白さがあるのも確かなのだと思います。
この日も宝をもったお客様のキャラクターはタイムアップぎりぎりで外へと脱出出来る最後の1マスで絶妙に引いてしまった落とし穴によって地下迷宮へと落下・・・無念のタイムアップとなって新たな犠牲者となってしまいました。
店ではこの「ダンジョンクエスト」の成功者リストを張り出して、その栄誉をたたえているのですが、何年もたっているのに未だに両手の指で数えられる程度しかいない難攻不落の竜のねぐらです。
興味がある方は是非当店で挑戦してみて下さい。
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