今日のテーブルゲームのある風景は「ファーストクラス」です。
プレイヤーは自身が管理する列車をより車両数を増やし、さらに高級な車両に改良しつつ運行させ、より長い距離を進めてゆく事を目的とします。
ゲームとしては各プレイヤーは個人ボードを持ってスタートするのですが、メインボードがありません。
メインボードの代わりに6列3段にならべたアクションカードを利用してゲームが進行してゆきます。
カードは3世代に分かれて3つの山札として用意されて、各山札は2ラウンド分のカードがランダムに積み込まれています。
ラウンドの開始時に所定の山札からカードを6列3段に並べて準備します。
各プレイヤーは自分の手番になったならば、場に並んでいるカードを1枚獲得して所定のアクションを行うのみで、基本的に手番ではそれしか行わず、次のプレイヤーがやはり1枚獲得してアクションを実行してといった事を繰り返して、全プレイヤーが3回手番をしたならばラウンドが終了します。
1つの山札が2ラウンド分となっており、山札が終了する度に中間決算を行い、山札3つですので6ラウンド行ったらゲームは終了して最終決算を行います。
つまり基本的には1人のプレイヤーは18アクションしか出来ないわけです。
その割には車両カードを並べて、個人ボードに2段スペースがあり、それをそれぞれ10両(枚)ならべるだではなく各車両をアップグレード(得点を上げる)させてかつ車掌駒を後部車両へと進め(得点化)なくてはなりません。
さらに、地図カードをやはり個人ボードにつなげて汽車駒を動かしてボーナスを獲得したり、契約書カードを獲得してその内容を達成する事によるボーナス、さらには直接所持金を増やすなどの効果もあり、とにかく手番が足らなくなってくる感覚が強いゲームではないかと思います。
また、場にならべてある6列3段のカードは、各段について3枚のカードが獲得されるのと残ったカードはすべて破棄されてしまうというルールになっている為、なかなかどうして思うようにカードが獲得出来ないようになっています。
ただ、他のプレイヤーとの絡みはその部分のみといっても良いくらいなので、そこだけしっかり考えておけば、あとは自分の個人ボードにならんでいるカードをうまくやりくりしてプレイする箱庭型ゲームというか、ややソロプレイ感のある感覚でプレイする為、それほど苦しいこともなく、あれよあれよといううちにゲームがどんどん進行して慌ただしい気持ちになるでしょう。
様々な要素が用意されていて、それをうまく駆使して得点効率をあげてゆくゲームで、考えどころがあって非常に面白いゲームです。
ただ、お金をまず集めて所持金を最大値まであげるプレイが定石な雰囲気がして、沢山な選択肢があるわりには有用な選択肢は極端に限られてしまっているようにも思います。
そういった部分も踏まえて、是非挑戦してみてはいかがでしょうか。
素晴らしいカードの組合せを見つける事が出来るかもしれませんし、そう期待出来る所がこのゲームの魅力でもあると思います。
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